西湘ケチおばRIN

こういうものが欲しい!を中心に
(読書はたいてい借り物で…)

コロナ受け入れ病院 初の民事再生 大阪

2021-08-28 08:21:52 | 日本再構築計画

『医療法人が民事再生申請=コロナで外来患者減、全国初―帝国データ』
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-210827X125


もともと設備投資が重荷だったというが…。


全国初 新型コロナ軽症・中等症の入院患者を受け入れる地域中核病院が破綻 友愛会(大阪)が民事再生


平時から。
日本の病院は、「つねにベッドが満床」でないと経営が立ち行かない、そういう保険制度になっているそうで。

急性期病院では、患者が急性期を脱すると、あるいは「治療法がない段階」になると、早く退院させなければ、診療報酬を下げられてしまう。

高齢の家族を入院させた経験があれば、わかることだ。

ところが、療養型の病院に転院させると、治療もリハビリもできないような、
「死ぬのを待つ高齢者」
が、じっと寝てる病院がほとんどで。

すごい落差。

「療養型」には、整形外科と皮膚科くらいしか医師がおらず、しかも週に一度来るだけ、のところも。
急変、というか、死期が迫ると、突如、急性期病院に運ばれたりする。

ひとつの病院の中に、「急性期」と「療養型」、両方のフロアや病室を持っているところもあり、そこなら、「院内で転院」はできる。

ともかく。

手のかかるコロナ患者を受け入れると、使えるベッド数を減らさないと、マンパワーが足りない。
消毒や清掃にかかる手間、消耗品も、別途かかる。



「大規模な感染症」が発生したら、「カネのシステムごと、一時的にきりかえる」しか、ないように思われる。
それも、機動的に。

「危険な仕事なのに、医療従事者の給与が下がる、しかも不可欠な人達なのに地域で差別される」
なんて、サイテーだ。

辞めたくなって、当然だ!



厚労省は何をしているんだか…。
いや、何故、何もしないのか?

コロナの初期は、感染者をすべて収容したら、
「元気にごはん食べてるだけ」
の若い患者も多く、隔離施設や自宅療養が不適切ではなかった段階もあったようだ。


しかし、新型株が出現し、状況は変わった。

戦後、日本で今生きている人たちが、初めて直面する感染症なので、「予測」は誰にもできなかったが。

「せめて、1年以上前から、いろいろなケースを想定し、準備すべきだった」のに。

頭のいい官僚ばかりだから、政治家がバカでも大丈夫と言われてきた日本が、全然スカスカ。


追記。
『大阪の病院破綻、コロナ起因否定「法人経営の稚拙さ」』
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2021082801000447


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「診察代返せ」と病院に4時間... | トップ | 駅で男性に硫酸?かけた男、... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。