『医療法人が民事再生申請=コロナで外来患者減、全国初―帝国データ』
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https://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-210827X125
もともと設備投資が重荷だったというが…。
全国初 新型コロナ軽症・中等症の入院患者を受け入れる地域中核病院が破綻 友愛会(大阪)が民事再生
平時から。
日本の病院は、「つねにベッドが満床」でないと経営が立ち行かない、そういう保険制度になっているそうで。
急性期病院では、患者が急性期を脱すると、あるいは「治療法がない段階」になると、早く退院させなければ、診療報酬を下げられてしまう。
高齢の家族を入院させた経験があれば、わかることだ。
ところが、療養型の病院に転院させると、治療もリハビリもできないような、
「死ぬのを待つ高齢者」
が、じっと寝てる病院がほとんどで。
すごい落差。
「療養型」には、整形外科と皮膚科くらいしか医師がおらず、しかも週に一度来るだけ、のところも。
急変、というか、死期が迫ると、突如、急性期病院に運ばれたりする。
ひとつの病院の中に、「急性期」と「療養型」、両方のフロアや病室を持っているところもあり、そこなら、「院内で転院」はできる。
ともかく。
手のかかるコロナ患者を受け入れると、使えるベッド数を減らさないと、マンパワーが足りない。
消毒や清掃にかかる手間、消耗品も、別途かかる。
「大規模な感染症」が発生したら、「カネのシステムごと、一時的にきりかえる」しか、ないように思われる。
それも、機動的に。
「危険な仕事なのに、医療従事者の給与が下がる、しかも不可欠な人達なのに地域で差別される」
なんて、サイテーだ。
辞めたくなって、当然だ!
厚労省は何をしているんだか…。
いや、何故、何もしないのか?
コロナの初期は、感染者をすべて収容したら、
「元気にごはん食べてるだけ」
の若い患者も多く、隔離施設や自宅療養が不適切ではなかった段階もあったようだ。
しかし、新型株が出現し、状況は変わった。
戦後、日本で今生きている人たちが、初めて直面する感染症なので、「予測」は誰にもできなかったが。
「せめて、1年以上前から、いろいろなケースを想定し、準備すべきだった」のに。
頭のいい官僚ばかりだから、政治家がバカでも大丈夫と言われてきた日本が、全然スカスカ。
追記。
『大阪の病院破綻、コロナ起因否定「法人経営の稚拙さ」』
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https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2021082801000447