美しい花の観賞はウォーキングの楽しみ。
花の名前を覚えるというのも立派なウォーキング・テーマであります。
街ならではの花もあり、面白い発見があったりします。
子供の頃、帰り道に引きちぎって遊んだ記憶があります。
竹が草になったみたいな植物だなぁ、と思ったものでした。
青梅街道沿いのマンションの花壇に植えられていて、久しぶりに見ました。
茎の先端を見ると、つくしによく似たものがついています。

あれ?つくしって、スギナでしょう?
あれ?つくしって、そのまま大きくなるとこうなるのだっけ?
いやいや、ちゃんと調べなくては。
調べてみました。

「トクサ」であります。
トクサ科トクサ属。
「スギナ」もトクサ科なので、同じ科の仲間であります。
(ちなみにシダ植物です。)
道理でつくしによく似たもの(穂)がついているわけです。
「トクサ」はウィキペディアを読むと、色々なウンチクが書かれていて、とても面白いです。
- 名前の由来は、砥石に似て茎で物を研ぐことができることから「砥草」と呼ばれるようになった。
- 砥石のように茎で物を研ぐことができるのは、表皮細胞の細胞壁にプラントオパールと呼ばれるケイ酸が蓄積して硬化するから。
- なぜケイ酸を蓄積させるのかと言えば、ケイ酸は耐火性があり、野火から身を守ろうとしたからではないかと思われる。
- トクサ科の植物は、石炭紀から存在していたと言われるが、石炭紀は助燃性を持つ酸素の濃度が高く、稲妻などで野火が起こる確率が高かったとされる。
- 古来より茎を煮て乾燥させたものを研磨用として用いる。
最も目の細かい紙やすりと同等に使われ、下記のものに現在も使用される。
・高級つげぐしの歯
・漆器の木地加工
・木製品の仕上げ
・クラリネットのリード磨き - 音楽家の滝廉太郎は身だしなみとして、トクサで爪を磨いていた。
- 別名「歯磨き草」。
かつては、歯磨きに使用していた。
等々。
現代でも研磨用に使用されているのには、大変驚かされました。
でも歯磨きには絶対使用しない方が良いですね。
エナメル質が削れて大変なことになりそうです。(汗)
観賞用に坪庭に植えたり、生け花の客材などにも利用される「トクサ」。
ただし、旺盛な繁殖力であるため、庭植えには注意が必要だそうです。
「トクサ」 って、とても面白い植物だったんですね。
調べて良かったです。
<参考資料>
- ウィキペディア「トクサ」

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