マンホール写真集(66)
「後志(しりべし)自動車道」が開通しました。
これにより、NHK朝ドラ「マッサン」で一躍有名になった「余市」へのアクセスが良くなりました。
「余市」と言えば、ニッカウヰスキーの蒸溜所がある所。
現在、北海道のローカル番組でもCMでも自動車道の紹介が積極的に行われています。
さて、その「余市」。
こちら北海道では「余市」を「ヨイチ」と平坦に発音しております。
私、アナウンサーではないのに、妙にアクセントが気になる性質でして、
ここ数日、「余市」のアクセントについて調べておりました。
一番参考になった資料は「日経マネーDIGITAL」のコラムで、梶原しげる氏執筆の「プロのしゃべりのテクニック」から、
「余市、前橋、熊谷の読み方は?発音は地元アクセントでもいいんじゃない!」であります。
実は私、今まで「ヨイチ」と発音しておりました。
「マッサン」でもそんな風に発音してませんでしたっけ?
この読み方は「東京風」なのだそうです。
余市に限らず、地名の読み方は、文字をどう読むかだけでなく、
どこにアクセントをつけるかという問題もあり、実は厄介であります。
現地に行かないと分からないことが多いのです。
先日、あるキー局のTV番組で、アナウンサーが東京都文京区の「根津」を「ネヅ」と言っていたのを聞いた時、
アナウンサーの仕事って大変だなぁ、と思いました。
地元では「ネヅ」と平坦に言うのです。
(この場合、決して東京風=標準語とは言えないですね。)
一体、テレビやラジオでは、地名の読み方についてどのように統一されているのでしょう?
上記のコラムはこちら。
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/92185/112100086/
ご興味がある方はどうぞ。
さて、本日の本題。
余市のマンホールをご紹介したいと思います。
宮城県仙台市作並にあるニッカウヰスキーの「宮城峡蒸溜所」を訪問したことがあったあり、
とても良い思い出となっていたので、余市の蒸溜所にもぜひ、行っておきたかったのです。
雪が積もっておりましたが、ひょっこり顔を出していたものがありまして、
ちょこっと撮影できました。
こちらは、余市の一般タイプのマンホールだと思われます。
余市の町章を中心に据え、「ヨ」の文字を反転させたりしながら、同心円状に並べております。
なんでしょうねぇ、えらく心惹かれるデザインであります。
こんなにも文字がデザインされているマンホールって珍しくありませんか?
マンホールのデザインも興味深いです。
こちらは、余市町のご当地マンホール、カラーバージョンであります。
余市町のシンボルである、りんご、りんごの花、かもめ、あゆが描かれております。
余市町は「町の魚」も制定されているのですね。
引越しを繰り返している我が家。
その土地ならではの文化や習慣等を学ぶことも引越しの楽しみと考えております。
地名の読み方を学ぶのもその1つ。
「NHK日本語発音アクセント新辞典」を見るため、今度、東札幌の図書館に行ってみようと思います。
参考資料
- 日本マンホール蓋学会「余市町」