コツコツ歩き隊!

おやつタイム IN 札幌(56) 「三方六」期間限定の「珈琲&ミルクリッチ」

「バウムクーヘン博覧会」というものがあるとのこと。
デパートなどで行われているようです。
ちょこっと調べてみると、一口にバウムクーヘンと言っても、各地に色々なバウムクーヘンがあるようです。
北海道でバウムクーヘンと言ったら、まずはこちらでありましょう。


日本に初めてバウムクーヘンを紹介したドイツの菓子職人、カール・ユーハイム。
その彼から受け継いだドイツ菓子を「純正自然」で提供しているのは神戸の老舗菓子メーカー「ユーハイム」であります。

その「ユーハイム」が、現在力を入れているのは、2016年から始めた「バウムクーヘン博覧会」と AI の「バウムクーヘン焼成機」であります。 

バウムクーヘン作りは手間がかかること、また、街の洋菓子店が減少していることから、バウムクーヘンの消費量や関心が減るのではないか、という危機感 があって取り組んでいるようです。

確かにバウムクーヘンを看板商品としてやってきた「ユーハイム」にとって、これは死活問題でありましょう。
日本のバウムクーヘンを守るため、会社が採った打開策は、凡人の私には思いもよらぬもの。
さすが大手会社のリーダーが考えることは違う、と感心しました。

一方で、北海道のバウムクーヘン事情はちょっと違うぞ、と思いました。
札幌にはバウムクーヘンだけを取り扱う個人の洋菓子店がありますし、地元大手の洋菓子会社は、こぞってバウムクーヘンの商品開発に努めています。
北海道では元来、バウムクーヘンは人気があり、道民にとってとても身近なお菓子なのであります。 

そして、そうした人気は帯広の菓子メーカー「柳月」さんの「三方六(さんぽうろく)」が支えてきたのではないかと、私は思います。

「三方六」を初めて食した時の感激は、今でも忘れておりません。
生地はしっとり、きめ細やかで、口どけは優しくて滑らか。
鉄の棒に液状の生地を垂らして、ぐるぐる回しながら焼いて、この食感が出せるものなのかと、えらく感心したものです。 

ちょっと名前からは、バウムクーヘンをイメージするのは難しいのですが、この「三方六」により、バウムクーヘンは非常に上質なお菓子であると、私は考えを改めたのでありました。 

そんな訳で、今年のお正月用スイーツは、「柳月」さんの「三方六」期間限定の「珈琲&ミルクリッチ」を頂きました。



白い部分は本当にミルク味。
茶色の部分はコーヒー味。
こちらもまた非常に美味しいバウムクーヘンでありました。



いい塩梅のコーヒー味。 
あんまり美味しいので、一本そのままかぶりつきたいところ、何とか我慢しました。
どうしてぐるぐる回して焼いて、こんなに上品に仕上がるのでしょうね。



ドイツでは厳しい基準を設け、高級菓子となり、ドイツ国民の多くは食さない菓子となってしまったバウムクーヘン。
日本のバウムクーヘンは、ずっと身近なスイーツであってほしいと思います。という訳で、しばらくは、札幌で手に入るバウムクーヘンをいろいろ食して、当ブログで紹介してみようと思います。

<参考資料>
  • ウィキペディア「バウムクーヘン」
  • miroom「ドイツでは食べない!?日本のバウムクーヘンに対する海外の反応まとめ」
  • テレビ東京「カンブリア宮殿」>「菓子業界のレジェンド・ユーハイムの強さの秘密とは?」

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