地名について色々興味が湧くものですから、当ブログ、地名に関するテーマ(「地名で街歩き」)を一つ持っております。
先日も、「大学村」に関する記事を1本あげました。
記事を書く時は、できるだけネットや本で調べることにしておりまして、「大学村」の時も「大学村」がついている施設や建物はないか、真面目に調べました。
そうしたら、桑園(そうえん・札幌 中央区)にも「大学村」と呼ばれた場所があることを知りました。
せっかくなので、そちらの方にも出かけてみました。
桑園の「大学村」は北6条西12丁目あたりにあります。
(「cafe BEAN's」さんのある辺り)
北海道大学の教授たちが居を構えていたことが、名前の由来となっています。
またの名を「博士町(はかせまち)」。
こちらの名前の方も人気があるようです。
※「一般社団法人札幌農学同窓会」より
桑園「大学村」の始まりは、明治42年(1909年)12月。
時任一彦農学部教授が移り住んだことによります。
当時は洋行帰りの学者も多く、モダンな建物にサンルームやペチカなど欧風の文化を取り入れた生活を送っていたそうで、彼らが残した文化住宅は「さっぽろ・ふるさと文化百選」にも選ばれました。
宮部記念緑地は北方植物の世界的権威・宮部金吾博士の居住地を札幌市が取得し、緑地として整備したもの。
しかし、現在、その名残をとどめているのは3ヵ所のみ。
・星野邸(非公開)
・高倉邸
・宮部記念緑地
であります。
幸い、高倉邸は現在、カフェ「cafe BEAN's」として1階が開放されております。
お邪魔いたしました。(喜)
注文したのは「わらび餅と煎茶のセット」であります。
店主の方が高倉邸について記した雑誌なども 見せてくださり、わらび餅を待つ間熟読。
『HOほ』2024年2月号Vol.195に高倉邸のことが載っています。
『HOほ』も良い情報誌ですね。
『HOほ』は気に入ったので、早速、帰りに買って行きました。
大正11年(1922年)に建築された邸宅。
天井の高さに感心します。
ここで教授たちは集まって「村会」なる茶話会を開いて、当時珍しかった留学や専門分野の話など、ユーモアを交えた知的な会話をしていたそうです。
そんなカッコいいところでいただくわらび餅。
美味しかったです。
地名で街歩きをして、また札幌の歴史の一端に触れることができました。
札幌市さん、できればどこかに地名のことを記した説明板とか作っていただけないでしょうか。
桑園「大学村」や「博士町」は、本や資料(Wikipedia)等でしか、その痕跡を見ることはできません。
是非、形にして後世に残して欲しいと思います。
それにしましても、桑園って、魅力的な街ですね。
なんだか、散策コースを作ってみたくなりました。
どこかでチャレンジしてみようと思います。
<参考資料>
- 『HOほ』2024年2月号Vol.195
- ウィキペディア「桑園」
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