コツコツ歩き隊!

6月・ウォーキング特集① : 日本遺産「炭鉄港」岩見沢を歩く

以前から、日本遺産「炭鉄港」には関心がありました。
「炭鉄港」という言葉を最初に目にしたのは、室蘭(むろらん)にて。
その後、「炭鉄港」のキャンペーンを札幌市内で度々、目にしてきました。

その「炭鉄港」の1都市である岩見沢(いわみざわ・北海道)に行こうと思ったのは、「 どさんこワイド179」で「レストランコロナ」さんが紹介されており、是非とも洋食をいただきたいと思ったから。
「炭鉄港」をテーマにウォーキングをする良い機会だと思いました。

<日本遺産とは>
地域の魅力あふれる有形・無形の文化財群を地域が主体となって整備活用し、 国内外へ発信することで地域活性化を図ることを目的とした、日本の文化遺産保護制度の1つ。
文化庁が認定する。
各遺産には、ストーリー性の感じられるキャッチコピー的な題名がつけられている。

<炭鉄港とは>
令和元年度(2019年)に認定された日本遺産。
題名は「本邦国策を北海道に観よ!北の産業革命『炭鉄港』」。
空知(エリア)の炭鉱、室蘭の鉄鋼、小樽の港湾とそれらを結ぶ鉄道の歴史や産業遺産がテーマとなる。
この日本遺産の構成自治体は8市4町で、以下の通り。
赤平市、夕張市、岩見沢市、美唄市、芦別市、三笠市、栗山町、 月形町、沼田町、安平町(以上、空知エリア)、小樽市、室蘭市。
構成文化財は、室蘭の「日本製鋼所火力発電所」や小樽の「手宮鉄道施設」、 空知の炭鉱跡や立坑 (たてこう)など45件ある。

【「炭鉄港」における岩見沢】
日本遺産「炭鉄港」の中で、岩見沢市はいわば「陸上交通の要衝」。(炭鉱もありました。)
函館本線と室蘭本線、幌内線、万字線の中継地であり、小樽、室蘭などへの石炭輸送や、石狩・十勝・北見などの地域との貨物輸送の要でありました。
空知エリアで採掘された石炭は全て、岩見沢に集められたそうです。
そうした岩見沢市には鉄道の街として発展してきた、当時を偲ぶ文化財が4つ、登録されています。

【ウォーキングマップ】
最近、クマの出没が非常に多い北海道。女1人旅となるため、山間部に足を伸ばすことは控えております。故に構成文化財の1つである「朝日駅舎」は今回は含まれておりません。
熱中症に気をつけて、適宜、休憩を取りましょう。

【見どころ】
1.JR 岩見沢駅

明治17年(1884年)に官営幌内鉄道の駅として開業。
グッドデザイン賞や日本建築学会賞、ブルネル賞など数々の受賞歴がある。
現在の駅舎は4代目。
全国初の公募型コンペを経て、2007年に完成した。
道内で唯一、駅舎のガイドツアーが行われている。
チェックポイントとして
  • 外壁に用いられているレンガ:名前が刻まれているものがあるらしい。
  • 窓枠:使用済みのレールが建築材として用いられているらしい。
  • 岩見沢駅の歴史についての展示あり。
  • レンガの積み方
  • 駅ホームの番号:使用されていない数字があるらしい。
  • とあるホームにばんえい競馬の像あり
等々。
見どころ満載となっている。

2.北海道教育大学岩見沢校「i-BOX」(JR岩見沢駅舎内2階)

北海道教育大学岩見沢校は芸術・スポーツ文化学科を設置している北海道教育大学の岩見沢キャンパスである。
岩見沢校はキャンパスの特色を生かし、音楽、美術、スポーツ分野の地域連携活動を全道的に行っている。
「i-BOX」はその1つとして設けられた施設で、学生の美術作品や大学の活動などを市民に向けて紹介する展覧会活動などを行っている。

私が伺った時は、学生展示企画Part.2 小瀬凛(イラストレーション研究室4年)『境地』が行われていました。
力作揃い。
楽しんで線の描き込みをやっている様子が作品から伺われ、何千本、何万本もの線に圧倒されつつも、楽しい気持ちにもなる良い個展でありました。
時間に余裕があれば、駅をすぐ出ず、ぜひ、立ち寄ってみてください。

3.岩見沢市観光協会

岩見沢市の観光情報が各種入手できる所。
岩見沢市内を散策したい場合は、ぜひとも立ち寄りたい。
レストランやご当地カレーパンのマップや観光スポット、ワイナリーなどの情報が手に入る。
なお、観光パンフレット「旅する岩見沢」は現在、新しいものを作成中とのこと。
出来上がったら、必ずいただこう。
読むと、岩見沢市を旅したくなる、良いパンフレットである。
なお、駅弁もこちらにて販売。


🐤岩見沢こぼれ話「岩見沢・名前の由来」

明治11年に幌内煤田を開採のため、札幌~幌内間の道路を開削することになりました。
工事に従事する人々のため、開拓使は岩見沢市の北部、幾春別川の川辺に休泊所を設け、人々はそこで浴(ゆあみ)して疲れを癒したと言われています。
当時の人々にとって、この地は唯一の憩いの場所として、「浴澤」(ゆあみさわ)と称するようになり、これが転化して「岩見澤」(いわみざわ)となったと言われています。
(岩見沢市公式HPより)


<参考資料>
つづく≫

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<記入例>
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・宮城県白石市・都屋本店の鰻のタレをかけたヒレカツ丼
等々。

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