マンホール写真集(11)
その日は足立区野外彫刻作品を見るべく、入念に準備をして出かけたのでありました。
残念ながら、東京都足立区まちづくり公社は解散してしまったため、
彫刻作品の所在地をネットで調べることが出来なくなってしまいました。
よって、以前書き写したメモだけが頼りとなってしまいました。
道に迷わないよう、地図にきちんと印をつけ、
途中でお腹が空いても大丈夫なように、軽食(どらやきとスープ)も用意して、
自宅からテクテク、ウォーキングを開始したのでした。
予定では6作品を見るつもりでした。
ああ、それなのに!
なんと、たったの2作品しか見ることができなかったのです。
折角だからと、興野(おきの・東京都足立区)の郵便局で風景印をもらったのがいけなかったのでしょうか。
(彫刻作品からめっちゃ離れてたのよぉ。涙)
設置場所と思われる小学校が工事中だったのだから、すぐあきらめれば良かったのに、
もしかしたら、と思って、周囲をぐるぐる回ったのがいけなかったのでしょうか。
2作品を見た時点で、写真撮影可能時間が過ぎてしまったのでした。
たいした収穫もなく、また十分に休憩を取っていなかったため、かなり疲れてしまった私、
帰りは電車を使うことにし、ちょっと遠いけど、西新井(東京都足立区)に向かうことにしました。
辺りはすっかり暗くなり、夜風が身に沁みます。
折角持ってきた食べ物もなんだか重たく感じられ、むなしい気分にさせます。
せめてスープぐらいは食べないと、悲しいわ、と思い、
アリオ西新井の隣にある「さかえ公園」に向かったのでした。
そうしたら!!!!!
ああ、なんてきれいなマンホールなんでしょう。
足立区のおしゃれマンホールは全部チェックしたんじゃないかと思っていたのに、
まだあったのね。
桜の花と川のせせらぎが描かれた美しいマンホールがあったのです。
うれしくなって、もう誰かに感謝したい気分。
ありがとぉーねぇ。
なんだか泣けてきます。
公園で食べたスープは温かく、
(スープジャーっていいよねぇ。)
おやつのどらやきもおいしく、ちょっと幸せな気持ちになって帰路についたのでありました。
でも、もう1回行かなくちゃなぁ。興野・本木エリア。
補足
写真を整理していたら、上の写真のマンホールのカラーバージョンが出てきました。
こちらは舎人公園の近くで撮影したものです。
UPしていなかったとは!
足立区野外彫刻とは。
「区民の活力あるそして安心して暮らせるまちの創造」を目指して、
昭和63年4月に設立された東京都足立区まちづくり公社によって設置された。
この公社はまちづくりに関する情報提供、技術的援助を通じて、
区民の自主的なまちづくり活動を側面から支援している。
また、まちの快適環境の整備や区施設の効率的な保全を行っている。
「野外彫刻」は、こうした取り組みの一環として、
身近に野外彫刻と触れ合う豊かな環境を整備するため設置された。