バラタナゴ(屋内水槽)
昨年同様、バラタナゴとヤリタナゴの稚魚が沢山生まれました。
このバラタナゴ6匹(メスは黄色)から40匹以上の稚魚が生まれました。
産卵管が伸びたバラタナゴ(黄色 屋内水槽)
この状態が1月以上続いています。
貝に卵を産み付けると、産卵管が短くなります。
使用した二枚貝は昨年同様「川真珠貝」です
(水槽に2,3個入れています)。
バラタナゴの稚魚 約2週間経っています。
最初に発見したのは、5月24日
昨年(6月2日)より2週間早まりました。
こちらは、5月の連休に、霞ヶ浦の水路で釣り上げたバラタナゴから
生まれた稚魚
ヤリタナゴの稚魚
同じく5月24日に生まれました。
ヤリタナゴはバラタナゴと違い、数匹の稚魚しか生まれません。
何故か原因がわかりません。
まだ産卵が続いていますが、タナゴを飼育していた気づいたことや気になった点をまとめました。
効果や真偽の程は不明ですので、参考程度と考えてください。
1 水槽内の親タナゴの数を5,6匹と少なくしまた(結果は良好)。
タナゴが沢山いる水槽からは、あまり稚魚が生まれません。
2 タナゴは貝に卵を産み付け、2週間ほどで稚魚が孵化し、孵化した稚魚
をそのままにしておくと、親タナゴにエサと間違われ食べられてしまうと
言われていますので、水槽に入れた貝は稚魚が生まれる2週間前に、
別の水槽に移動するようにしました。
しかし、2週間も貝を親タナゴ水槽に置いたままにしておくと、何故か
多くの貝は次第に元気がなくなり、最後には口を開けてしまいます。
タナゴが貝に沢山の卵を産み付けるためではないかと思います。
そこで、1週間程度で貝を別の水槽に移動するようにしました。
3 ただ、貝を入れっぱなしにした水槽でも、稚魚が沢山生まれ、水草の間を
元気に泳いでいます(隠れ場所となる水草は沢山いれてあります)。
本当に、親タナゴがエサと間違えて生まれた稚魚を食べてしまうのか、
その真偽は確認できません。
4 貝のエサにクロレラ(安い錠剤)を投与しました。それなりの効果がある
ようです。
5 水槽の水は1週間おきに汲み足すだけで、大がかりな水の交換は
あまりしません。
6 昨年同様、貝は、カワシンジュ貝を使用しました(水槽に2,3個)。
7 直射日光があたらない屋内水槽からも、日光があたる屋外水槽からも、
稚魚が生まれました。どちらが稚魚の孵化に向いているか、いちがいには
言えません。殆どの水槽は屋外においています。
日陰より日向の水槽のほうが孵化率が良いように感じます。
8 直射日光は急激な水温の変化を招きます。屋外で素直射日光があたる水槽
には、全てスダレをかけています。
9 タナゴのエサは、昨年同様「テトラフィン」(テトラ社 金魚のエサ)
生まれた稚魚には、時々、冷凍のベイビイブラインシュリンプ
(キョウリン)を与えています。
10 川で釣り上げたバラタナゴからは、特に沢山の稚魚が生まれました。
でも霞ヶ浦の水路で釣ったバラタナゴは、何故か病気がち。
(釣った水路の水質が悪いためか?)。
11 昨年生まれた1歳のバラタナゴも沢山の稚魚を産みました。
生まれて1年後のタナゴでも十分産卵します。
12 ヤリタナゴの稚魚は、バラタナゴと較べると圧倒的に数が少ないです。
ヤリタナゴを孵化させるのは非常に難しいと感じています。
13 カルキ抜きを使わず、水道水は少なくとも1週間は汲み置きしてから
使用しました。
14 同じ水を使っても、水槽によってタナゴのコンディションが異なります。
日当たり、水草、温度、置き場所、水深の深さ、その他諸々の条件が
微妙に影響するようです。不思議です。
15 水槽やイケスには、原則として上部濾過器を設置し、補助的にブクブク
(水作エイトなど)やスポンジフィルターを使っています。
16 床面フィルターも使いましたが、床砂利の清掃が面倒ですので、
水作ニューフラワーの上に砂利を敷いて床面フィルター的に使用
しています。
時々これだけを取り出して清掃し、面倒な砂利の清掃はしません。
以上、自分なりの勝手な意見です。