花と緑に囲まれたリビングのような洋服屋セントオーディン[ St.ODIM ]

100%オリジナルのオーダースーツ&ジャケットのアトリエから新作の数々とそれにまつわる素敵なエピソードをお届けします

素材に歴史あり!

2018-03-12 11:02:12 | オーダーメイド

 

 

 

お気に入りの素材がやってきた!

 

 


シルクと言えば、


ここでちょっとシルクのお話・・・

 




その昔、今から5,000年も6,000年前の


中国の黄河や揚子江あたりで


野生だったクワコを家畜化したのが


始まりと言われています。

 




その後、紀元前200年頃の漢の時代になって


西域との貿易が始まり、


絹の魅力が中近東からローマまで広がりました。


この交易ルートが、かの「シルクロード」

 





そして日本に養蚕が伝わったのが


紀元前200年頃。


稲作と一緒に中国からの移民者が


伝えたと言われています。

 




江戸時代には中国から生糸を輸入し


その支払いに国内の銅があてられたそうです。


ところが、この生糸の輸入が増えたため


日本の銅がなくなるほどだったそうで


その中国からの輸入を減らすために


養蚕をすることとなりました。

 





江戸時代も後半になると


製糸の機械化が始まり


明治時代には各地に製糸工場が


作られるようになりました。

 


 



生糸は日本の近代化を支えた


一大産業となりました。




明治から昭和初期にかけて生糸は


日本からの輸出40%~70%を


占めていたようです。


1900年頃は世界一の生糸輸出国になりました

 




しかし、1929年のアメリカから広がった


世界恐慌によって生糸が売れなくなりました。

 




その後生糸に代わりナイロンが


使われるようになり


さらには、低価格で大量生産ができる


さまざまな化学繊維が


開発製造されるようになってきました。






戦後の復興期を経て、


昭和30年~40年の頃には


再び養蚕はピーク期を迎えますが


その後、都市近郊の宅地化や農業人口の減少、


さらに化学繊維の発達により養蚕農家は


急激に減少して現在は、


最盛期の1%以下となっているそうです。

 




しかし、良質で安全な日本の繭への需要は


今も強くあり、今後の新しい養蚕業へ


期待がかけられています。

 

 



そんな厳しい業界の中で


世界に発信している米沢シルク

 



軽くて通気性が抜群な素材は


夏のお洋服にぴったりです!

 



メンズはジャケットに!


レディスはワンピースがステキ!!

 




ぜひ、ちょっとウンチクを込めた


このステキな素材で


今年の夏を過ごしてみませんか?

 

 




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