五日間副鼻腔炎の手術で入院していたため、ブログを休んでいた。少し読みにくいが、記録のためにまとめて書いておこうと思う。
10月31日 入院日。何とか入院の準備を間に合わせ、入院手続きを済ませて病室に入る。一ヶ月前同病院で手術を受けたパートナーが付き添ってくれたので、手続きがスムーズに出来た。出費がかなり痛いが、不安神経症のこともあって個室を申し込んだ。シャワーやスマホが気兼ねなく使えて有り難い。前日何もやることがないかと思っていたら、他の病気の薬に関する質問や手続き、手術や術後の説明、体温・血圧の測定、投薬、食事などなど入れ替わり立ち替わり担当者が来て結構忙しかった。
11月 1日 手術当日。午後一時頃から全身麻酔による三時間くらいの手術という説明を受ける。手術までかなり時間があるため、不安な中呼び出しを待った。手術自体も合併症として脳や眼への悪影響の可能性があるとのことだが、それよりも全身麻酔の方が恐ろしく感じられた。とにかく人前で意識をなくすというのが恐い。しかし不思議なことに感じた不安は通常の「不安」であり、身体が竦んだり頭の中がグツグツザワザワしたりする不安神経症の症状ではなかった。リーゼが手術日は服薬禁止であったので不安症の症状がどれだけ酷くなるか心配だったが、何故か全く起きなかった。麻酔の点滴をして眼を覚ましたら病室のベッドに寝かされていた。あっという間だった。医師の笑顔での無事成功しましたの言葉に癒やされた。三時間も手術をしていたのに疲れを見せない姿はさすが。点滴をしているため、動きにくかった。この日の夜は鼻の出血を処理するために殆ど眠れなかった。
11月 2日 手術翌日。鼻の出血はまだかなりあった。食事は食べていいことになったが、鼻に脱脂綿を詰めているためにとても食べにくかった。飲み物はストローを使うとうまくいくことが分った。抗生物質の点滴を一日二回行うため、昨日の点滴は外されたが鍼は左手に付けたままの状態のためシャワーを浴びることができなかった。鼻は少し痛んだが、痛み止めが必要ない程度だった。不思議なことに竦み症状が出ないし、リーゼを飲むのが遅れても頭がグツグツザワザワしなかった。他の病気が気になると、不安神経症の症状は引っ込んでしまうのだろうか?パートナーが見舞いに来てくれた。有り難かった。
11月 3日 手術翌々日。相変わらず病院関係者が立ち替わり入ってくるが、空いている時間が分かるようになったのでわりと自由に過ごせるようになった。コーヒーがとても飲みたくなり、売店に行ってカフェラテのペットボトルを買って飲んだ。何だかとても美味しく感じられた。食事は鼻に脱脂綿が入っているので、食べるのが辛くてあまり嬉しくなかった。そのほか、待合室で空を眺めていたり、足の軽いストレッチをしたり、本を読んだりして過ごした。不思議なことに鼻の痛みが引いてくると、腕脚の竦みの症状が起きるようになった。特に左側がやや強かった。治った訳ではなかったのか。残念。
11月4日 退院日。朝食を何とか食べた後、荷物をまとめる作業をして退院の準備をした。看護師から次の予約日の書いてある紙を受け取った。退院してからは鼻うがいをしなければならないらしい。また鼻の出血がまだあるので、しばらく脱脂綿を詰めていないといけない。いろいろやることが増えて厄介である。退院時間にはパートナーが迎えに来てくれ、荷物が重かったのでとても助かった。たった四泊五日だったのに体力が減ってしまったようで、何かするとすぐ疲れる。そして残念なことに怯えや緊張症が完全に戻ってきてしまった。
手術も全身麻酔も無事終わってほっとした。早く鼻の出血が完全にとまって脱脂綿を入れないようになればいいのだが。