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型紙無し!モモンガパンツの作り方 後編

2022-02-18 | recipe@手で創るもの

前編からの続き。


布を裁断したらもう半分出来上がったも同然♪

縫っていきます。


①脇布と股下布を縫い代1cmで縫う。

縫い代を合わせてロックミシンかジグザグミシンで始末し、脇布側に倒してアイロン。
おさえのステッチを入れてもいいと思います。

1120DSC_0415.jpg

これで早くもパンツっぽい。


②ウエスト布(ヨーク)の後ろ中心を縫い代1.5cmで縫う。

ゴムとおし口、布端から1.5cmのところから2cm開けておきます。
ここが後ろ中心。

縫い代はわり、三つ折りで始末。
ゴムとおし口の上下は返し縫しておきます。

1120DSC_0416.jpg
1120DSC_0417.jpg


③ウエスト布の上端を始末する。
1cm縫い代をとり、3cm幅で三つ折りに。
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④ウエスト布とパンツ本体を縫い代1cmで縫いあわせます。

前中心と後ろ中心を合わせたら、寸法を合わせながらとめていく。
1120DSC_0420.jpg

この時、股下布と脇布の縫い代に段差があるようなら、
股下布の方をはみ出させちゃって大丈夫。
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縫い終えたら縫い代を合わせてロックミシンかジグザグミシンで始末。
はみ出た縫い代もカットして整えます。
1120DSC_0423.jpg

表に返すと
1120DSC_0422.jpg


縫い代をウエスト布側に倒してステッチでおさえます。



⑤すそを1cmの三つ折りで始末。
この時も、股下布がバイアス断ちになっているので、引っ張りながら縫っていく感じ。

脇布の真ん中あたりから縫いはじめるとやりやすいです。



⑥ウエストのゴムをとおして完成!

1120DSC_0426.jpg


さくさくとできあがりますのでぜひお試しあれ♪


型紙無し!モモンガパンツの作り方 前編

2022-02-17 | recipe@手で創るもの

動きやすいパンツスタイルが好きです。

出かけた先で着替えをせずにヨガもいける、というのが基準(笑)。



その中でも最近気に入っているのがモモンガパンツ。

モモンガ参考画像
モモンガ参考画像2

↑参考画像はティラキタさんよりお借りしたのですが、
こういった、ティラキタさんのようなごりごりのアジアン衣料のイメージの強いこのパンツ。

布を変え、デザインを少しすっきりさせたらもう少しニュートラルな服になるんじゃないのかなー、という狙いで改造。

1120DSC_0427.jpg

どうでしょうか??

ワッシャー加工の麻を使用。

厚みや張りのある布地よりも、
ワッシャー加工された麻とかだと、少し落ち感がありシルエットがきれいに出ます。

あと、

私は体型的にウエスト部分のギャザーが多いと腰まわりがもっさりするので
ヨーク仕立て(腰のところで切り替えるデザイン)に。

1120DSC_0426.jpg

これだと、パンツ自体は布の分量たっぷりめだけど、
腰周りはもたつかない。


サイズはこんな感じ。
1120DSC_0426 - コピー


丈の調整はある程度ならヨークの幅で調整OK。

ウエストゴムだし、裁断も型紙無しの直線断ち&直線縫いしかないのでとても簡単!


●モモンガパンツ 材料●

・用尺の目安…
110cm幅→1.8m
140cm幅→1.5m

・ウエスト用平ゴム→お好みの長さ


裁断寸法はこちら。
モモンガ裁断寸法

股下布の四隅の青い部分はカットします。


実際に切ったものがこちら。
1120DSC_0412.jpg

形になるように並べ直すとこちら。
1120DSC_0414.jpg

イメージ湧きますね!


縫製の工程は後編へ!


通販で布買ってみました。

2022-02-16 | 試行錯誤@手で創るもの

布を買うのは、最近はもっぱら鎌倉のスワニー一択。


わたしは服を創るにしても、バッグなどの小物を創るにしても綿や麻ばっかりなので、
コットンやリネンが得意の布屋さんであるスワニーは本当にありがたい存在。

というか、
スワニー無かったらこんなにいろいろ創る暮らしにならなかったかもしれない。

素敵な布いっぱいで、行くたびにおかしなテンションになる場所です笑。

来てるお客さんみんなおなじようなテンションになってるけどね。



今回は、障子に貼る布を探してたところに、
オンラインショップ20%offの知らせが。

イメージを膨らませるためにちょっと覗いてみよっかな、と思ったが最後、
全然関係ない服地まで買ってしまったよ…。


やっぱり服地は店頭で買うべきだと思う。基本的には。

色も、手触りも、厚みや質感も、
惚れた!という布との出会いがあってこその、服&小物創りだと思うので、
リアルに触ることのできない通販は敬遠してた。

が!!

惚れてしまったのですなー。

CIMG2513.jpg

もーなにこのチェック!特に一番右の!可愛すぎ&ツボ過ぎなんですけど…。


この2種類のチェックはコットン100%なんだけど起毛してて、ちょっとウールみたいな風合い。

普段着なので、気兼ねなく洗濯したい。
そして肌触りがやわらかな方が好き。

なので、ウールよりも断然コットン派なのだ。


ブルーの方はインディゴ染。
ヘリンボーン織りの冬っぽい布なのにインディゴ、というのもちょっと珍しい気が。

今はわりと鮮やかなブルー!という感じですが、
洗うほどにどんなふうに色合いが変化していくのか楽しみだなあ。


どちらのチェックも、モモンガパンツにする予定。
(モモンガパンツの創り方はコチラ


このモモンガパンツのパターンは股下の布がバイアス使いになっているので、
チェックの布地だとちょうど斜めに柄が出るのが可愛いのではないかともくろみ。

大きめの柄なので、バランスが悪そうであればタイパンツにするかも…。


どっちにしても、ボリュームのあるパンツを創りたいと思っています。


わたしは身長が低いので大きな柄の服はバランス悪いこともあるんだけど、
バイアス使いならいけるんじゃないかなあ…。


どれも無理ならストールだな。


布自体に惚れてると、手元にあるだけですでにうれしいのよねえ。



ちなみに、真ん中の生成りの布地が障子用。
こっちもどんな仕上がりになるのかドキドキです。


3目以上のゴム編みをどう止めるのか?!&伏せどめとの比較!

2022-02-03 | 試行錯誤@手で創るもの

ゴム編みどめに慣れてきたので
以前編んだセーターの裾と袖口の伏せどめをゴム編みどめにやりなおすことに。


が、
ゴム編み部分は3目表+2目裏目という変則ゴム編み。


こいつをどうやってゴム編みどめするのか???と調べてみましたところ、

なんと!

3目以上のゴム編みどめって無いのね!
初めて知ったよ…。


3目以上のゴム編みの時は、最後の1段を1目ゴム編みで編んで、ひと目ゴム編みどめをやるんだってよ~~~。

へ~~~~。


で、編み直したのがこちら。
CIMG2504.jpg

右側はまだ伏せどめの状態。
左側は最後の1段ひと目ゴム編みで編んでひと目ゴム編みどめをしたもの。


どうでしょう??

ひと目ゴム編みどめがそもそもまだあまり上手にできない、というところは置いておいて。


袖口のラインは、
ゴム編みどめはややバラバラした状態に。
伏せどめの方はまっすぐに。

その分、
伏せどめはそうとうゆるゆるにとめないと、伸ばした時に突っ張る感じが否めない。
(この写真はややきつめにとめてます)


あくまでも好みの問題だとは思うけど、
ゴム編みはゴム編みどめの方がやっぱりきれいかなあ、という気がしてます。


トップダウンのセーター。ひと目ゴム編みどめの前のひと手間

2022-02-02 | 試行錯誤@手で創るもの

ゴム編み止めってとてもややこしい印象で苦手意識があったので、
最後の始末はいつも伏せどめにしていました。


が、着てるうちにその伸縮性の無さが気になってくることもあり、
今回はひと目ゴム編み止めにチャレンジ。


やってみると、法則性を理解してしまえばそんなにややこしくないことが判明。

以前は棒針に目をかけたままやろうとしてたから大変だったのかも。


目を行ったり来たりしながら返し縫いみたいにしてとじていくので
棒針に目をかけたままだと圧倒的にやりづらいのだ。


わたしはいつも、
身頃、袖などのパーツごとに編んで最後にはぎ合せていくパターンのセーターなどを編む時も、
例えば肩のはぎ合せを、棒針に目をかけたままでやろうとするとやりづらくてイラッとするので
いったん別の糸で仮どめしてからやることにしてます。


これねえ、本当にやりやすい!


のですが、

この、別糸で仮どめ作業をする際のひと工夫で次の作業のスムーズさが雲泥の差になります。



まず、仮どめする糸は、糸が絡まないようコットンなどの毛羽立ちが無い糸を使用。

そして、仮の糸が最小限になってたほうが作業がしやすいので、引き抜き編みがおすすめ。
わたしは、かぎ針で引き抜き編みでとめてます。

CIMG2503.jpg


さらに、本番の作業の方向を考えて、仮どめする!


ここめっちゃ重要。

じゃないと、ほどいていく作業で泣きそうに…(経験談)

CIMG2502.jpg

写真でわかるかなあ???

右から左へとゴム編み止めを進めていくので、
仮どめは裏地を見ながら編んで、右側が最後になるようにしています。


そうすると、ほどきながら進んでいくのがラク~~~。


途中で作業をとめたい時も、
仮どめの糸がそれ以上ほどけてこないようにしておけば安心。


どうぞお試しあれ。