刺し子もミシンも、いろいろとデザインや仕様を考えることも同じなんだけど、
作業を始めて、そのモードのスイッチがしっかり入りきると、
数珠つなぎ的にいろんなアイデアが生まれてきたりする。
そうすると、数珠つなぎ的に生まれたそのアイデアを実際に形にしてみたらどうなるかどうしても見たくなる。
で、結果的にその作業ばっかりずーーーーっとやってしまうのですが、
今、刺し子がまさにそんな感じの状態で。
同じ図案でも色のバランスを変えると表情がガラッと変わるのが刺し子の面白いとこで(そこが沼だともいえるけど)、
ついあーだこーだといろいろ試行錯誤してしまう。
ひとつ作品が完成するまでのこの「あーだこーだ」の時間が本当に長かったりもする。
刺してはほどき、刺してはほどき、、、
しばらく放置してみてまた刺して、、、
ミシン仕事はある程度積み重ねた経験則があるにはあるけど、
刺し子の世界はまだ足を突っ込んで日が浅いので、
これをこうしてどうしたらどうなりそう、というカンがほぼ働かない、というのがイタイ。
なので、実際にやってみないとわからない。
アナログな作業の地道な地道な繰り返しです。
とはいえ、わたし自身のツボなアイデアは布を組み合わせてデザインを決めていく時と同じで、
それは、「ちょっとしたアンバランス」を入れたい、というところ。
今回出来上がったこちらのてぬぐい。
十字つなぎ、という、伝統柄のカタマリを4か所に分けて刺してみたのですが、
1か所だけ色を変えました。
互い違いにするとか、二つずつ並べるとか、あえてせず、
この中途半端な場所だけ色を変える、というのがわたしとしてはツボ。
水色とレモン色の組み合わせって爽やかで好きだあ。
マルシェル出品中です!
正式名称がいまだにわからない(笑)スマホポシェット?スマホポケット?スマホポーチ?
先日オーダーいただいて制作したものをベースに、
自分用に修正して実際に使ってみることにしました。
オーダー制作したものはポシェット的に使う前提だったのと、
注文された方のイメージから、
Dカン2か所+真ん中に留め具、という仕様にしましたが…
これね。
実は作っている時から思い浮かんでいた別のアイデアがあったのだ。
それは、両面の中心にDカンをつけて、そこを渡す形で紐を通す作戦。
だいぶ印象が変わりました。
これだと留め具が無くてもスマホが滑り落ちることが無いはず。
デザインとしてはこっちの方がとっても私好みなんだけど、
出し入れがちょっとイラッとするかなあ…という予感も無いでもない。
もう少し紐が長い方がよさそうかな…。
とりあえずバッグインバッグ的な用途で使用検証してみます!
まるつなぎ、というシンプルな図案をブルーとグリーン系の糸で全面に刺したてぬぐい。
実は、ここにたどり着くまでに何度も何度も刺してはほどき、を繰り返して
長い迷いの紆余曲折の末にたどり着いたもの。
という記事を以前書いたんだけれど、
その時に検討した水性のチャコペンも「インクが残る」と書いてあるものもあり、
結局いまだにフリクションボールペンを使っています。
そのフリクションボールペンを使って図案をあーだこーだやりつつ、
下書きしては消し、を何度も繰り返している…
下書き線は今はアイロンの熱ですべて消えてるので見えないんですが、
インク自体が消えているわけではないので見えないながらも残ってます。
そしてフリクションのインクはマイナス20℃以下になると線が復活するらしい。
ということは、
ヒマラヤ登山や北欧でのオーロラ見物や南極探検などの際には下書きが復活する、ということに。
(その辺の気温の詳しい事情は知らないのであくまでイメージ)
※ちなみに、復活してもアイロンかけたらまた線は消えますし、お洗濯を繰り返していくとインク自体も消えていくと思われます。
そして、刺した糸をほどいた跡がうっすら残ってしまってます(これはお洗濯で消えます)。
こんな感じでちょっとだけ布地がぼこぼこしてる箇所があります。
そんなこんなのワケアリ品…
普通に使っていただく分には全く不都合は無いかと思われますが、
ちょっとだけセール価格にさせていただきました。
にて出品中です~。
しかし…
刺し子は基本的にいつも試行錯誤の姿勢なので、下書き問題がどうしても起こってしまう。
なかなか悩ましいです。
紙の上で検討するのと、
実際に布地に刺すのとでは大違いなんだよなあ…。
真ん中からぱかっと開くポーチ、
定番ポーチの一つとして採用してみました~
最終的に、ビーズのチャームをつけてみましたよ。
内布は薄手のコットン。
自分で言うのもなんだけど、後姿もかわいい。
最後に内布を中心でとめるためのこのジグザグミシン。
デザインとしてもかわいいんだけど、それだけじゃなく
この仕様のおかげで縫い代が全部表布と内布のあいだにおさまってしまうので、すっきり仕上がるのです。
ファスナーは20cmのものを使用。
ほんの少しだけマチをとっているのでポーチ自体の寸法は
このような感じ。
かたわらにペンを置いてみるとこんなサイズ感。
比較的しっかりいろいろと収納できる大きさかと思います。
芯も貼らず、くたくたなリネンのまんまで作っているので、ポーチ自体は全くかさばらないのもいい感じなのではないでしょうか??
マルシェル出品しています!↓
プライベートでご注文いただいたスマホポシェット。
通常受け付けていないものなのですが、
以前家族用に作ったものと全く同じサイズで大丈夫だというお話で、型紙も残っていたのでオーダーをお引き受けしました。
ご要望は、
・ショルダー紐で肩から下げたい
・スマホが滑り落ちないように留め具が欲しい
の2点。
そして出来上がったのがこちら。
(写真がピンぼけ気味になってしまった…)
今ついている革紐は仮のものですが、レザーコードを直にDカンに結んで長さを調整してもらう仕様にする予定。
電話がかかってきた時に留め具が外しやすいよう、
長めのヘンプコードをボタンにひっかける仕様にしてみました。
ちなみに今回のスマホのサイズは7cm×14.5cm程度。
ポシェットのサイズは9cm×16cm。
こういった、本当にただスマホを入れるだけのタイプのスマホポシェット(他に何も部屋が無いやつ)って、
どれくらいの人が欲してるのかな???
定番化するかどうか悩むところですが
試しにいくつか作ってみようにも一般的なスマホのサイズがどの程度なのかもさっぱりわからん(笑)。
とりあえず自分のサイズで作ってみるかな…