「土の音工房」(Studio Claytone)オカリナ製作販売、演奏・教室/ あめつちの便り「土の音」内

土で作るオカリナ(Ocarina)の音色を ご一緒に楽しみましょう🎵
初めての方も体験してみてください。

「冬の思い出」(夏の思い出 のメロディー)

2016-12-22 22:40:33 | オカリナ、ライアー
「冬の思い出」(夏の思い出 のメロディー)

冬にな~ると 思い出す

横須賀じゅうの~ 汲み取りを

ホース担いで 坂登り

肥おけ担いで 山登り

糖尿出てると 喚起 ほどこす

吸い取り口の み~ずのほとり

しぶきを浴~びて 汲み取るも

遥かな沖へ~ 棄てられた

(1976年の風景から) Akira.U (2013.12.17)

◆ヨットの作り方を身に付けようと、大工の木工見習いとして飛び込んだ横須賀の造船所が、まもなくつぶれ給料がもらえず。

急遽見つけた清掃業は、バキュームカーでの作業だった。

山手は、重い30mのホースを(二本の時も)担ぎ登り、最短の斜面を通して最大6本繋ぎ、届かない所は 肥桶(こえおけ)を担いで汲みに上がるという登山家顔負けの重労働。鍛えられた❗

汲み上げホースの先端で「便」の山を崩し、お粥状態にして吸い取る際に汚物が弾くと飛沫を被ることも(*_*;

しかし一軒一軒回る度、「糖尿出てるよ~気を付けな~!」などと、し尿の匂いや状態から病気への注意を勧告するベテラン職員の気配りを目の当たりにする
なるほど~、「汲み取り屋さんは医者より偉い」と言い伝えられた理由を納得❗

便所の窓に、家主が目立たぬよう ご祝儀を包んであるのも、声に出さない感謝の念なのだ。

江戸時代なら人糞が肥料として商品にもなり、農地と産物を通してリサイクルされた。
でも当時の横須賀では、苦労して集めたし尿は船に積んで沖合に廃棄されていた。

この経験は、後々「食‥いのち‥健康‥循環‥」といった食環境全体を意識する大きな原点となった。

ヒトの原点、生きる原点に還り、各自が自らの「便」=「心身からの便り」を診ることの大切さを痛感する!

◆〈意外メモ〉ゴミ集積所の青いバケツ(ゴミ箱)のルーツは「肥桶」❗

かつて家庭やゴミ集積所に置かれていた、フタの着いた青く大きなポリバケツは、当初「肥桶」を想定して製品化されたもの。

「万能桶」として、自衛隊の米飯容器や拘置所の便器等々に使われ、東京都では 1964年のオリンピックを前に、衛生的なゴミ箱と収集の便から ゴミ収集容器に指定。ごく最近まで、渇水や断水等々の災害の際にも見られた。
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