朝飯前のこと

旅の朝が早いのはいつものことだ。
所在がないので館内を散歩する。
宿泊施設の外に、いまどきめづらしい未舗装の農道が続いている。
農道の両側には里芋の畑が続く。
途は山土で固められているので歩きやすい。
角を曲がりきると、東の彼方に五重の塔が見えた。
早起きしてよかった。

朝飯は味噌汁が一番

炊き立ての飯と味噌汁が一番いい。
猛暑であっても明け方は既に冷え込みが厳しい。
小さな秋がもう始まっている。
明け方の朝食は暖かいものがよい。
トーストよりも和食のほうが温まる。

鯛切身塩焼き 朝取韮の味噌汁 茄子と胡瓜の糠漬け

魚には十分あぶらがのって、塩焼きでも重厚な朝食になった。
薬味として、山椒と紫蘇の葉、それに柚子が添えられいる。
味噌汁は、新鮮な韮の緑が、ことのほかうれしい。
糠付けは、これだけでご飯が進む。

鯖の西京漬け

朝ごはんを、ついつい、三杯食べてしまった。
さすがに、今日の食後は少し否かなり苦しい。
それも、これも、西京漬けが旨すぎるせいだ。
塩鯖で旨いのに味噌に漬けるとはなにごとだ。

夜明け前の 朝ごはん

日が昇る前に朝ごはんを食べる時は、迷わず吉野屋に行く。
この時間帯に、暖かいご飯がそこそこの値段で食べられる。
しかも、たいてい店に何人かのお客がいるので心細くない。
490円でお腹一杯になり店を出る。外はもう仄かに明るい。

みずみずしいレタスと真っ赤なトマトのサラダ

私の朝はレタスで始まります
今年のレタスはよいレタスです

食後には高知の深層水。
あまり飲むと、海の水がへるのではないかと心配です。