こんにちは
ふじのはな鍼灸院です
突然ですが質問です
口を無理せず大きく開いて、指を縦にして何本入りますか?
実はこれ、顎関節症(がくかんせつしょう)のチェック方法
1.2本しか入らない方は顎関節症の疑いがあります
口を開けようとすると顎関節(耳の前あたり)やあごを動かす筋肉が痛む
頬やあごの周りがだるい・固く感じる
十分に口を開けられない
口を開閉するときに音がする
そんな経験はありませんか?
2人に1人は一生のうちに経験するといわれる
「顎関節症」
顎関節とは
頭蓋骨の下顎窩と下顎骨の下顎頸を連結している関節です
関節の内部には、関節円板という骨の動きに合わせてクッションのように働く軟骨があります
関節円板は、骨の圧力を分散させ
あごの骨(頭蓋骨の関節窩と下顎骨)の動きをサポートする役目をしています
この関節円板に傷が入ったり、引っかかったりすることで
痛みや口の開けにくさ、カクンカクンと音が出てきます
あごは微妙に入り組んだ形と複雑な機能を持っています
下顎骨自体は宙に浮くような形で、多くの筋肉と関節・神経が集中し
食事やおしゃべりしたりすると連動して下のあごを支えています
もともと寒いと筋肉が固まり噛みしめることが多くなり
冬場は増加傾向にある顎関節症ですが
最近ストレスの増加やマスク生活もあってか
あごの関節の不快感を訴える方が増えてきました
2人に1人が経験するほど身近な症状ですが
音だけであれば最低でも人口の20%近くの人は顎関節症の音を持つとされています
また顎関節症によるあごを動かす筋肉の痛み・口の開けにくさで
実際に病院での手術が必要になる人は
症状を自覚した人のうち5%程度と推定されています
逆に言えば、5%の人以外は病院での治療手段がほとんどない、ということです
来院される患者さんでは女性が多く
年齢は10代後半から増加しますが、20~30代で最大になります
顎関節症の代表的な症状
- 顎関節やその周辺に異常を感じる、食べ物を噛む時に痛みや異常を感じる
- 食事をしているとあごがだるい、口を動かすと顎関節に痛みがある、噛みしめると顎関節が痛い
- 口の開閉時に顎関節でカックン、コッキンというような音がする
- 口が開けにくくなったり、口の開閉をスムーズに行うことができない
- 口が左右にうまく動かない、あごが外れることがある
このように軽度から重度まで個人差が大きいのが特徴です
顎関節症の多くは適切な処置で日常生活に支障をきたすことがない状態に改善できるものです
しかし重い症状の場合、放っておくとまれにですがあごの機能が破壊されてしまうことも・・・
顎関節症が原因と見られる副症状とは?
代表的な症状以外にも症状は広範囲にわたり
あご周辺だけでなく全身の様々な部位に症状が現れることもあります
- 頭痛、首や肩・背中の痛みやこり、腰痛などの全身におよぶ痛み
- めまい、耳鳴り、耳がつまった感じ、難聴
- 目の疲れ、充血、涙が出る
- 鼻の症状(鼻がつまった感じがする)
- あごが安定しない、噛み合わせがうまくできない
- 歯の痛み、舌の痛み、味覚の異常、口が渇くような気がする
顎関節症が出やすい方は上記の症状をもともとお持ちの方も多いです
お互いに関係しあい、悪循環が生まれると
精神的ストレスや緊張状態が続きやすくなります
このような人は交感神経が常に優位な状態であり
寝ている間も緊張状態が抜けにくい身体になってしまっています
顎関節症の原因
昔は「かみ合わせの悪さ」が原因と考えられてきましたが
現在世界的に認められている考え方は「他因子病因説」といいます
関節や筋肉に負担のかかるいろいろありますが
そのような要因が同時にいくつも集まって負担が大きくなり
その人の持っている耐久力を超えると症状が出るという考え方です
一般的に言われる原因は
- 急激なストレス(精神的な緊張は、筋肉を緊張させます)
- 歯ギシリ
- 何かに熱中したり緊張して強くくいしばる(一日中スポーツをした。冷房が寒くて歯をくいしばった、特別な行事で緊張してくいしばった)
- 唇や頬の内側をかむ癖がある
- 頬杖、うつ伏せ寝、不良姿勢(例 : 猫背)
- 顔面打撲や事故による外傷
- 入れ歯や歯にかぶせたものが体にあっていない(悪い噛み合わせ)
- 大口を開けたり、硬いものを噛んだ(あごの酷使)
- 左右どちらか一方でばかり噛む癖がある、片側の歯が悪いため反対の歯だけで食べ物を噛む
- うつ、不安因子がある 、睡眠障害(ストレスで夜よく眠れない)
病因での治療
マウスピースの使用や自分でのマッサージなどしかやれることがありません
重症な場合は手術を勧められることもあります
鍼灸院での顎関節症治療
当院では、顎関節症に対しての専門的な治療をおこなっています
顎関節の鍼灸治療は、
顎関節はもちろん、顎関節を動かす筋肉へのアプローチ
そして、
首や肩の周辺にも治療をおこないます
これくらいなら大丈夫かなと思わず、早めに治療していくことをオススメします
悪くなったら、その分だけ治療にも手間がかかり、
取り戻せないものもでてきます
症状があれば早めにご相談ください
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