俺、隠岐に立つ

11年間の島暮らしを終え、ワイン農家を目指して岡山へ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

Marseilleマルセイユで1泊2日あったら何をするか

2019-06-12 | フランス・リヨン

南仏、プロヴァンス、港町、地中海。

どれをとってもいい響きでしかないマルセイユに行ってきました。

港にはそれはそれはぎっしりと素敵な船が止まっていて、朝から楽し気に出航の準備をする人たちがたくさんいました。

なんだか人もLYONとは雰囲気が違うぞ。

これが地中海の海ですか。

海沿いに並ぶ建物の乾いた感じと海の匂いは、これまであまり見たことない感じ。

当初の旅の目的はブイヤベースでした。世界3大スープの一つに数えられるマルセイユの名物。

魚貝を愛するものとしては通らずには済ませられない道です。

滞在中にそれが食べられればOKだったのですが、なかなか道は険しかった。

というのも、ブイヤベースには「ブイヤベース憲章」なるものがあり、

「正しい」ブイヤベースを守るためにいろいろ細かい規定があるそうな。

それはそれでいいことだけど、そもそもの起源は漁師料理としてのごった煮的なものだったはずなのに

高級料理としての「ブイヤベース」が「正しい」ことになっているみたいです。

それはなんだかなー。もちろんそういうお店はこどもフレンドリーではないわけで、今回はパス。

そういう意味ではいろんな「ブイヤベース」がもっと楽しめるような感じでもいいんじゃない、マルセイユ?

ということで、海に面したレストランのテラスで、お店の人も「ブイヤベース」的な料理と苦笑いしていた

スープをいただきましたが、とても美味しく、「こういう感じなのね」ということはよくわかりました。

他には海の周りを歩いてみたりして、やっぱり建物の色遣いとか空の色とか、

いろいろとため息は出ちゃうくらい美しい。

いちおう朝の魚市場てきな漁師直売の魚をチェックしに行きました。

ポルトガルでもそうでしたが、魚センサーが微塵も反応しませんでした。

まあ、目で見て確かめるというのは大事だなと。

これまた名物のマルセイユ石鹸。

お店はいくつかあるのですが、ここは親父さんが画になる時点でもう勝利ですね。

今回は乗りませんでしたが、海沿いを走る観光トロッコ列車も楽しげでした。

マルセイユの公共交通機関rtmの82Sに乗れば途中まで同じ海沿いコースを走るので、我々はそちらで節約。

結局、2日間の滞在のほとんどの時間をビーチで過ごしました。

水着持ってきてよかったね。

海藻を拾って「みそ汁」をつくったり、地味な遊びにはまってました。

周りの子供たちはバケツとスコップもってたけど、サンドイッチの入ってた容器でよく我慢したね。

その辺の子供たちと一緒に穴掘ったりしたのも楽しかったね。

でも何より印象に残っているのはこの写真。

マルセイユのゴミ収集車なんですが、リヨンと違って後ろに人が乗っていません。

リヨンでは係の人が通りに出されているゴミ箱(推定100リットル)を機械にセットすると持ち上げてくるっと回転し、中身だけ出すんです。

あまりにその様が華麗なので、家族で注視しているといつも手を振ってくれます。

しかし、マルセイユのゴミ箱は推定500リットルのこのサイズ。

どうするのかなーと思ってたら、収集車にアームがついていて車の中から操作してゴミ箱をつかみました。

そのまま一気に屋根まで持ち上げてドカーンとゴミをひっくり返してました。

あまりのダイナミックさにあっけにとられて動画が取れなかったことが残念でなりません。

しかも、運転手さんたちは優しく手を振ってくれるのではなく大声で何か叫びながら

ホーンを6回も鳴らしてアピールしながら走り去っていきました。

豪快だ。

 

そうか、これがマルセイユなんだな。

いい街です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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