車内に物干し竿があればと思って作り始めたサイドバーの話し。
車中泊をしてるとタオルを干せたり、ちょっとしたものを掛けたりできる物干し竿が欲しかっりします。
ノアの時は三列目シートの上のアシストグリップがあってそこに市販のバーを引っ掛けて使ってきたんですが、
ハイエースの後部にはアシストグリップが無くて付けることができません。
そう思う人は世の中結構いて、車内の両サイドにバーを取り付ける「サイドバー」という商品が売られています。
引用 カーメイト(カーメイト 公式オンラインストア本店)
このバーに釣り竿を掛けるホルダーを組み合わせたり、サーフボードを積んだりと拡張性があって見た目もいいから割と人気な商品。
市販品を買うとそれなりにするので、単純な構造ゆえに自作する人もいて検索するとたくさんヒットします。
引用 Google
自作する際に気になるのがその出来栄え。
カーメイトから出ているのはさすが大手メーカーなので自然な仕上がりですが、ショップが出す商品の中には
水道の金具を使ったものや市販のステーを組み合わせたものなんかもあって、「何だかなあ」って思うのもあります。
自作する人が良く使うのが矢崎化工のイレクターのパイプとメタルジョイント。
Φ28mmのパイプと金具を組み合わせて好きなサイズで棚とを作れるってやつ。
昔っからあってモノは非常にしっかりしていて見た目も綺麗なので、変にオリジナリティを出すより
全然良かったりします。
少し高価なのがネックだったのが、最近では他社から類似商品が安価に出ててハイエースに乗るDIYヤーには
うってつけのカスタムで成熟期になりつつあります。
メタルジョイント
ただし、この金具を天井に取り付けには、天井からΦ28のパイプかカラー(円柱)を出しておかないといけません。
前は自分で作るしかなくて器用なDIYヤーは木を削って作ったりしていたんですが、
3Dプリンターでこれを作るハイアマチュア的DIYヤーがいて、さらにそれを欲しい人に売ると言う商魂たくましい人まで
現れる始末。
もはや戦国時代。
さすがに「これを3Dプリンターで作るの」って思ったのはここだけの話しで、メルカリが小遣い稼ぎのマーケットになってるのを見て
時代だなあと感じました。
その後アルミ製を見つけたんですが、最初の頃は棒材を高速カッターで切って穴をあけたただけの雑な商品で、
「さすがに"切りっぱ"は無いな」って思ったものです。
で、そこに目を付けたのが加工機を持った本職さん。
売り上げの足しになればと思われたのか、目ざとく参入しCNCで端面切削に面取り、ボルトの頭を沈める座繰りを入れたりして
まさにメーカー品レベルな仕上がり。
ただ商品説明に「木は腐るから」とか「樹脂は弱い」とかって書いて優位性を出す人もいて、モノが良いのに
何だかなあって思ったりしました。
引用:メルカリ https://jp.mercari.com/
まあこれだけ簡単に情報が手に入る時代なんで"にわか"DIYヤーもいて、実際そんなことがあったのかもしれませんが
常識的に作る人なら木でも樹脂でも問題無い気がしますし、万が一作業中に落としても樹脂なら車を傷つける
リスクも少ないのではってことで、そっちもアリかと思ったりします。
でサイドバーの製作ですが、職場で自主活動で作ったイレクターをよく見かけるのですが
自由に組めるゆえに、ゆがんでたり、長さがちぐはぐだったりと適当なのが多くて、あまり良い印象がありません。
おまけに定番過ぎて面白みもなく、やっぱり違うのにしたくなります。
で、まだ少数派なアルミパイプで作ろうかと思います。
これはSUS(エスユウエス)株式会社から出ているGFと言うシリーズの商品。 (ステンレスの"SUS"と紛らわしくなるからこの社名は嫌いです)
丸パイプみたいですが四方向にリブがあってそこを挟み込んで接合するのがイレクターと大きく違うところ。
素材もイレクターは鉄パイプに表面が樹脂なのに対してGFはアルミ。
挟み込むコネクターもパイプの内側を広げて固定するものもあれば外側を挟み込んで固定するものもあって
他にもいろいろ。
あまり使う人も少ないですし、軽くてソリッドな感じも良いのでこれにしてみました。
但しこれも天井にこれを取り付けるためにパイプかカラーが必要で、イレクターみたいに単純な丸棒形状ではなく
この独特なリブを持ったカラーが必要。
で、その辺からやっていこうかとおもいます。
ではでは
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます