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日本語スピーチコンテスト

2006-06-22 | パプアニューギニア生活
先週土曜、UPNG(パプアニューギニア大学)で行われた日本語スピーチコンテストを見学に行ってきました。UPNGは名門大学で、PNG各地方から3,000名以上の学生が集まっていると聞きます。初めて足を踏み入れた大学は、敷地もかなり広く、伸び伸びと学問に勤しむ事ができる、快適な環境だなという印象を持ちました。

日本語スピーチコンテストの参加者は、UPNG日本語講座受講生と近隣のソゲリ高校(これまた名門です)で日本語を専攻する学生たち10数名。女性の参加者がほとんどでした。スピーチの内容は、主に自分の出身地紹介をテーマに、1人3分くらいでまとめられていました。皆さん緊張しながらも、日頃の成果を大勢の人の前でうまく発表できていたと思います。

私がとても感心したのは、UPNG優勝者の『受賞に当たって何か一言』と依頼されての母国語(英語)での挨拶です。『優勝したなんて信じられない、嬉しい!』という素直な感情の他に、まず自分の日本語教官にお礼を述べ、それから日本語教官の派遣元JICAへ、そして日本大使館へ、最後に日本国政府へ、続けて感謝の意を述べました。若干20歳そこそこの学生が、突然向けられた機会に、そこまでさっと気が回るでしょうか。少なくとも私がその立場だったら、そこまでできないと思いました。彼女は日本語スピーチの中で『私の出身地からは駐日大使が3人も出ています。私もいつか駐日大使になりたいです。』と言っていたのですが、将来の大使候補として、それは堂々たる見事なものでした。

何かに一生懸命に取り組んでいる人たちを見るのは、とてもすがすがしいですね。た~くさん触発されて帰路につきました。私もがんばらなくちゃ!(何を?(笑))

写真はコンテストが行われた会場の教室です。スピーチ中の写真を載せられれば良いのですが、ご本人たちの承諾なしに載せるのははばかられるので、せめて始まる前の写真を。この教室が、なんと冷房付きでした!私の出身大学では教室内に冷房設備は皆無だったように思うので(だよね?)ちょっとビックリ。やるなぁ>UPNG。

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