３Ｄテレビ発表の片隅で

３Ｄテレビが発表になりましたが...


その一方で時代に乗りきれない我が家では
朝の情報源をテレビからラジオにしようか？という議論が持ち上がった。

朝は、テレビをBGMで掛け流して新聞を読みながら朝飯を食う、
という文章にしてしまうとなんともみっともないことをしている。
それプラス家族との会話を成立させなければならないのだが、
テレビ、新聞、朝飯、会話でもっとも犠牲にされてしまうのは
実は家族との会話である。

テレビ『女優の○さんが新作映画の舞台挨拶に云々．．』
新聞『株価連日の1万円割れ、云々』
朝飯『納豆って、何回混ぜるのが一番美味いのかな』
かーちゃん『...っていうから、...の方がいいんじゃないかと思うの』

私『うんうん．．。あ、ごめん、もう一回言ってくれる？』

ってな具合で、会話が成立しないことが度々。
やはり、目と耳を同時に使うテレビは、”ながら”がヘタな私には
向いていないのだ。



子供のころ、BGMはラジオだった。
母は洗濯やら何やらで忙しいので、離れていても情報が入ってくる
ラジオをことのほか好んだ。
今でもそのようで、大音量でラジオを聴きながら、漬物をしたり
縫い物をしたりしている。

そういえば
『早く着替えて、歯磨きしなさい』
『ん～チョット待って。このコーナーが終わってから』
なんていう我が息子の常套句を使ったことは少なかったな。

やはり、”ながら”には、圧倒的にラジオの方が向いているのだ。



また、ラジオの方がテレビより、脳みそが活発に動くような気がする。
根拠は無いけど。
夜中にスキー場へ向かう車内では、もっぱらラジオ。
音楽はほとんど聴かない。
眠気覚ましには、好きな歌を大音量で！って昔は思ってたけど、
ラジオを普通の音量で聴いているほうが効果が高い、と最近気付いた。
しかも、ＮＨＫ第一。
ＦＭは音楽やら内輪ウケの笑いばかりで面白くない。
山奥じゃ入りづらいし。

夜中のＮＨＫはすごい。
コアな分野に特化した文化人とか落語とか、動物の泣き声とか...
聞いてるほうも脳みそ使いまくり。眠気が飛ぶ。
リスナーの投稿も赴き深い。
すごく上品なことをサラサラと風雅に書いてあり、
絶対達筆であろうことが間違いないと想像してしまう。



まあ、とにかく、ラジオの良さっていうのを
最近考え直しているのです。
かーちゃんもそれには賛同しているようで
『そういえば、ラジオショッピングって、現物が見えないせいか
　えらく良い物のように聞こえるわよね』
って、これはチョット方向が違が～う！