晩酌しようよ

【晩酌】って『大人の愉しみ』みたいな、ちょっとワクワクするような響きがあると思いませんか。今晩あたり、一杯どうです?

ビールの税金の話

2016-12-05 | お酒/drink
ビール、発泡酒、第3のビールの税率を統一しようという話があるらしい。

  大賛成だ

今までなぜ統一されなかったんだろうと、不思議に思うぐらいだ。
TVやら何やらでは「庶民の楽しみを奪う」とか「取りやすいところから取るつもりか」って
否定的な意見が多いだろうが、これは消費税が8%から10%になるような
いわゆる普通の増税ではない、と私は思う。
今までがいびつ過ぎたのだ。

現在のビール飲料のいびつな税率は、発酵学・バイオ技術の進化に税制がついていけなかった結果で
いままで発泡酒や第3のビールを優遇していた税ではないのだ。
昔はビールといったら、麦芽とホップで作るのが当たり前で、それ以外の原料を入れすぎると
味が維持できない、ビールとは呼べないシロモノしかできなかった。
そのため、雑酒として非常に安い税率が設定されていたのだろう。
それが今日、技術の進化でビールに遜色ない、十分に美味しいビール系飲料が作れるようになった。
それをビールメーカは「ビールの代わり」として税が低い分安く売り出している。
これは、その努力によるところは十分認めなければならないが、
税率差による安売りは「技術」関係なくて、もはや「脱税」の域であると私は思う。

脱税というのは言い過ぎだが、極めて違法に近い節税であると思う。
悪い例えだが、脱法ハーブみたいなものだ。


タバコでいえばさ、ニコチンもタールもガンガン入っているやつと
1mgとかの軽いやつの比較みたいなもので、どっちも税率が変わったりしないですよね。
さらにいえば、バイオ技術が発達することによってタバコの葉じゃなくて
キャベツの一種から「タバコもどき」が作れるようになったら、税金払わなくていいの?って
こととそう変わらないような気がします。
一時期、ガイアックス(?)でしたっけ、石油由来じゃなくてアルコールのガソリン代替燃料が
ガソリン税分安く売られたことがありましたけど、あれも同じですよね。
世間の目は非常に冷たかった。
タバコやガソリンには否定的なのに、なぜビールだけ?


つまりは、同じようなお酒で、同じような作り方・成分をしているのだから、
同じ税金を払っていただくのは至極まっとうだというこということです。
感情的に、10円20円上がるからどうこうという話ではないと思うのです。

同じように、日本酒とワインの税率も合わせる動きがあるようですね。
こちらもぜひ注目していきたいところです。



さて、発泡酒・第3のビールですが、もしかしたらこのブログですでに書いているかもしれませんが、
ビールの代替とか格下品というレッテルがそもそもいかんと思うのです。

ビールの苦い味やお腹に溜まる感覚が嫌いな人も多いと思うのです。
第3のビールの、清涼飲料水のようなスカッとした飲み口とアルコール度数の割に酔いが回らない感覚は
けっこう好きな人多いはず。
また、プリン体ゼロ、糖質やカロリーオフなど、ビールでは真似のできない特徴のある製品も豊富。
さらに税率を無視しても、麦芽に比べて圧倒的に安い材料。
十分に勝負できるんじゃないでしょうか。



だいたいですね、仮に発泡酒が1缶当たり10円値上げされたとしましょう。
1日欲張って2本飲んでいたとします。
だとしてもどうです?
10円X2本X30日で、600円ですよ。
月に600円しか違わないんです。
たった600円ですよ。

600円といったら・・・・ビールが3本買える。
うん、これは大きい(ーー;



いや、ともかくですね、ビール系飲料で税率に差があるのはおかしなことだっていうこと。
それだけです。
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2 コメント

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納得です (通りすがり)
2016-12-07 07:39:28
お酒飲む人のブログで冷静に判断して書いてることに共感しました!
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Unknown (オムラー)
2016-12-09 19:28:27
世間ではやはり「増税」と判断されている方の方が多いのでしょうか
返信する

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