45禁:オジサンのためのカラーコーディネイト

アラ還の筆者が45歳以上のオジサンを対象に、カラーコーデを図版入りで解説するという前代未聞のおためごかしサイトです。

白いジャケット(オフホワイト含む)の着こなし その3

2013-06-01 05:32:18 | 白・オフホワイトジャケットの着こなし
白ジャケ(ニットも含め)をカジュアルに着るのに丁度いいアイテムがあります。デニムです。穿きこんだ色落ちデニムを白いサマーニットにあわせ、インナーには白いTシャツ。

 これだけだとすっきりしすぎて淋しいので、首にリネンのストールを巻きます。
デニムが、ワイルドな雰囲気であるのに対して白いニットの上品さ、そのギャップをストールが埋めていますね。

 そもそもニットの白というのは、女性的なイメージのものだったりします。これがデニムを、パンツだけでなくニットの下に着ることで、男っぽい着こなしに一変します。オックスフォードのブルーシャツでは演出しえない雰囲気を作ることができます。デニムシャツの色落ちのムラが、ニットの白とあいまって、立体感のある爽快な雰囲気をつくります。本来女性っぽい白いカーディガンが、タフな雰囲気に変わります。

 ライトベージュのジャケットでもダンガリーシャツを組み合わせた同様の着こなしがありました。ライトベージュにデニムではワークカラーが強調されそうなので、シャツはデニムでなくダンガリーの淡い色にすることで、作業着っぽくならないように工夫されていました。今回は白、それも優しいニットなので、デニムシャツはどんなにワイルドでも大丈夫。

さて、オフホワイトジャケットに濃いめのデニムパンツをあわせるとインナーになにを持ってきたらいいのか悩みます。もちろんさきほどのデニムシャツでもいいのですが、上品にまとめたいときは、ネイビーのカットソー。

これは、ジャケットの白がインナーのネイビーを際立たせるので、できれば上質なカットソーかポロ(ブルネロ・クチネリあたりが最高ですが)を用意したいところ。
クルーネックなら全体が単調なのでスカーフを巻くといいでしょう。スカーフが嫌なら最初からポロシャツにしておきましょう。

さて、最近またマルチカラーのボーダーポロが流行りはじめました。写真は1980年代のメンズクラブブックスの図版ですが、コーデ自体は少しも古めかしくないどころか、スカーフ使いなど現代でも通じる着こなしですね。

全体は濃紺をまじえたモノトーンのグラデーションの中にポロのボールドボーダー柄とパンツのグレンチェックが生きていますね。これは実際コピーして真似るには高度な着こなしだと思います。

あとは、週末の夜の座興です。
メンズクラブの白ジャケットのコーデの傑作。実際にこれをユニクロアイテムで再現できるかやってみました。白いジャケットが見当たらなくてライトベージュで代用しましたが、何か変です。あたりまえですかね。

カーディガンのコーデもボーダー柄が抜けただけでつまらない感じになってしまいました。

まぁ、この着こなしなら全身ユニクロとはバレにくいとは思いますが。以前プロのスタイリストがやった「全身ユニクロ」コーデが見事だったので、私も真似してみただけです。

GUのデニシャツは結構やるじゃんとは思いましたが、買うことを勧めている訳では全くありませんので、誤解なきようお願いいたします。