色落ちデニムは、オフホワイトに近い明るいベージュのジャケットや明るいグレーのジャケットによくあいます。インナーは白いTシャツでラフに着こなすのが基本ですが、ブルーのダンガリーシャツにすれば、一層ワイルドな雰囲気になりますし、淡色のレタードTにすると、平凡さに陥るのを避けることができます。
ライトベージュや、ライトグレーに、淡い色合いの色落ちデニムをあわせると、全体にボケた印象になると思われがちですが、白いTシャツが入ることでジャケットとデニムがともに引き立ちます。海辺が似合う夏らしい着こなしです。全体が淡い色合いだけに、夏にわざわざジャケットを着たという印象も薄れてさわやかな印象にまとまると思われます。
ブルー系のコードレーンのジャケットをデニムにあわせるなら、ジャケットが少しブルーの色味が強くなるので、デニムはやや濃いめのほうがバランスがいいかもしれません。インナーはネイビーのポロでグラデーションの着こなし。これでベージュのチノにあわせた着こなしと大きく印象がかわります。
ベージュのジャケットも明るさが少し下がっただけで、色落ち少な目のデニムのほうが合うように思えます。このあたりが一番ベージュ系のジャケットのコーデで悩むところ。何か一味足りない感じなのです。ボーダーやレタードTにすると落ち着きがなくなります。そういう時こそ柄物のストール。あるいは、チェックのシャツを重ね縁を見せる着こなしを。
残りの二つは、茶のチェックジャケット。これは9月頃のヨーロッパ旅行にはもってこいのコーデだと個人的には思っているのですが、コットンのストールを一枚もっていくと気温調節にも役立ちそうです。個性の強いジャケットに思えますが、パンツを白やベージュに替えるだけで幅広い着こなしができる便利な一着です。
白ジャケ(白の二ットやパーカーでも同様)にはネイビーのパンツをあわせてインナーを明るいグレーまたはブルーにすると大人っぽい落ち着きが出てきます。
インナーを白くすると上半身のアクセントに掛けるのでその場合はネイビーの入ったリネンかコットンのストールを巻く。インナーをボーダーTにするなら白ジャケットのかしこまった雰囲気にあわない可能性があるのでジャケットをカジュアルなものに替えてパンツもオリーブくらいのほうが白にはしっくりくるようです。
ライトグレー、ライトブルーのジャケットにリジッドデニムや、濃紺のチノを合わせるときはブルーのグラデーションでまとめるのが最も効果的でしょう。またライトブルーのジャケットには白シャツですが、チェック柄のジャケットにはネイビーや黒のニットタイもなかなかお洒落だと思います。
ビジネス以外の場でぜひおためしください。