音楽教室paragon 上原です
気温もすっかり落ち着いてきて
芸術の秋の気配が漂ってきました
皆さんも過ごし易さを感じているのでは?
今日の話題は
バンドとカラオケ。
歌の上手い同僚や友達と共に
カラオケに行って凄いな〜!
と思う方は多いと思います。
カラオケもバンドでのボーカルも一緒でしょ!
と思っている方は多いと思います。
いえいえ
生演奏をバックに歌える方はそうそういません
なぜかというと生楽器の音圧が有り
少なくても生ドラムの音量以上の発声と
ギター、ベースのアンプでの音量
キーボードからの広がり感
それ以上の声質と声量が必要になってきます
ライブをやっていると
客側から簡単に飛び入りをしようとする方がいます
”俺はカラオケが上手いから、その曲歌えるよ”
実際に歌ってもらうと
歌詞が飛んだり歌の入りがでたらめだったり
はたまた蚊の鳴くような小さい声量で聞こえなかったり
”緊張した” ”今日は調子が悪い”
とか色々言い訳します
生演奏の人達は
1曲を覚えたり演奏に持って来るまでに
音質、音量、音色、強弱、曲の構成、楽器のメンテナンス...
コーラスがある場合は歌の練習から諸々...
想像以上の時間と労力がかかります
特に有りがちなのが
歌い手が勝手にKEYを変更したり
ゲストボーカルを入れたりして
決まっていた演目を当日に入れ替えたりすると
その日までの練習で覚えた曲の中の工夫が
一瞬にしてパー!
ギターで言うと
開放弦の迫力ある音が印象的な曲が
半音上げ下げして、とかになった瞬間に
低音の音をオクターブ上げた薄い音へ変更
でもって指板を見ないでも弾けるように
必死に感覚も場所も覚え込ませた所から
ズレてしますのでぎこちない音が出始めます
”何だ大した事ないな” ”ちゃんと練習して来なよ”
と言われたりしたら、もうこの先の展開は...
話が脱線しましたが
カラオケ感覚でバンドのボーカルをやりたい方へ
”迷惑です”
リハで歌ってみて
今日は調子が悪いので この曲は無しね!”
後日も取り上げる事がなくて
その曲はボツ
リハに持って来る前に
歌えるかどうかの判断はしろよ!
バンドは全てのパートが上手くまとまって
やっと1つの形態になります
ボーカルだけのものでは有りません
体調管理も大きな仕事になります
その日の調子を一番に持って来ることが出来ない人が
リーダーだったり、メンバーだったりすると
あっという間に解散、も有り得ます
バンドで活躍したければ
1曲を仕上げる手間を惜しまずに
夢の中でも出て来るくらい曲を聴き込んで
演奏時には
他の楽器や歌声を注意深く聞いて
この瞬間は誰が中心なるのかの判断で
聞き手に音の塊を届けるよう注意していきます。
色々書きましたが
プロの中での話ですので
一般の方には関係ありませんので
ご安心を!
兎にも角にも自分中心で事は運びません!
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