JUN ROAD Ⅲ ~ラテン系半島人~

アナタがかつて 描いた「その日」共にHuntしてまいりましょう !

間際まで 良くも悪くも貫き 逝く

2021年02月19日 | 日記・エッセイ・コラム
向かった先は 立川綜合病院
天候は雨 そして 霧が立ち込めていた




このご時世 県外からの来訪者
それも 突然の 予期せぬ来院

仕事柄 受入困難 知りつつも
父の最期 知りたい
その一心だった

体温計 含む 3回の検温を経て
幸いにも 主治医 ワーカーに
お目にかかることが できた

S先生 曰く 
父は 胆管ガン
判明時 既に手術は 手遅れにて
抗がん剤治療 試みるも 直に効果なし

最期の4日間は モルヒネ投与にて
苦しまずに 逝った…

「当初、お父さんは『俺はこれまで2度、死にそうに
 なった。だから今度も(生還する)』と仰っていました」

「でも、さすがに手立てがなくなった時、『俺には
 まだ仕事が残っている。代金を既にもらってる
 お客さんが待っているんだ』と仰って…」

『先生に、喰ってかかった…』

「あッ、そこまでは…(苦笑)。その後、体調がみるみる
 悪くなり、ベッドから動けなくなりました…」

S先生 とても気さくに お話くださる

『父は、自分に子どもがいるとは…』

「私が尋ねた時は、『俺はひとりだ』と…」

「あぁ、思いだしてきました。お父さん、『俺は今まで
 散々やってきたすけ、バチがあたったんだと…」

バチ ねぇ…


ワーカー Oさんからは

その間際 
2度ほど 父の姉妹 面会したが
私たちも 大変だからと…

あぁ 言いそうだなぁ

父は 自分には甥がいる
いざとなれば その甥が 助けてくれる

Oさん 甥に連絡
すると 叔父の面倒は みきれんと… 

それも 言うだろうなぁ

いちいち 僕は納得する

『ちなみに、病院費の未払いは…?』

「それはありませんよ!」

命に関わる お金は払う…か

『父が亡くなって後、亡骸は誰が…』

「記録には、【退院】としか記載がありません。
 お亡くなりになられても、私どもは【退院】と
 記載するのです」

甥が 少なからず 関わってくれたのだろう…

奇遇だったのは Оさんも 社会福祉士
僕と 同じ大学の 卒業生だった

最後 お互い 頑張りましょう
そう 声を掛け合って 別れた

俺は独り身だと 勝手なことを 言い貫いた父

良く思うなら

僕や家族に その最期くらい
迷惑をかけない決意

それとも

あくまで 最期まで 自分本位
僕も 既に他人だから 告げるは不要

それも今となっては 確かめる術なし…

事実として あるのは

家賃を 踏み倒し 
遺言めいた ものもなく
数台の車 仏壇を含む家財の始末
それらを 
甥を含む 厚意ある方が 
少なからぬ 財を投じ 解決してくれた こと

その折 おそらく

僕と繋がり 連絡をとる 責任転嫁よりも

このまま僕と 縁ますます遠くなるも
父と僕の これまでを察し
告げぬが良しと…

大切なこと

なんだかんだの 父であったけれど
そのおかげで 今の僕が ある

地に足を つけられるようになった
今の僕が いる

全く…

好きだった 山口百恵 
改めて 手向けに してあげっサ

とっくに 関係ない かもだけど
僕は お目さん 忘れねすけネッ



いい日旅立ち 山口百恵








最期まで やらかして逝ったか…

2021年02月18日 | 日記・エッセイ・コラム
今朝の にいがたLIVEカメラ 

やはり 郷里はまた 豪雪に…

この月曜日(15日)
僕は 長岡市にある 支所へ
父の 住民票除票 取りに行く

住民票除票 
すなわち その人が 晩年 最期まで
住んでいた 場所の記録

除票取得後 僕は
父が 住んでいた アパートを管理する
市内不動産店へ

不意の しかも 長男と名乗る 来訪者
驚きつつも 真摯に 対応くださった

なんでも 相当分の家賃
踏み倒して 逝ったらしい…

僕は尋ねた
何故 退去を迫らなかったのかと

「それはホラ、なんていぅノ…まぁ温情みてぇなモンサ」

「病院からお父さん、電話かけてきて。(家賃)払うすけ
取りに来てもらわんねろっか言ぅてサ」

「ほんだろも、直にまた『やっぱ足りねすけ、払わんね』
言ぅてみたり…」

病院…?
父は最期 病院で亡くなったのでしょうか…?

「そこまではワガンネ。そうろも、こっから病院ちぃけ(近い)
すけ、行ってみなさるがエエ」

病院に行けば 最期の様子 分かるかもしれない…

そのあと 僕は 当初の予定
新潟市にて 父の戸籍謄本 取得を
急遽 
長岡市内にある 病院へと 変更する

昨日 ブログ掲載した
霧に包まれた その病院へ

その病院もまた
暖かく 温かい 病院だった

大家さん
長岡の方言 強く
事実の詳細 聴き取りづらかった…

だけど
その表情 声色 言葉づかいから

父を 許して いらっしゃることが
充分に 伝わってきた

「そうかぁ。社長(父のあだ名)には息子さん
いなすったかネ😊

金井さん 有難うございました!


                                    つづく


体感してこそ

2021年02月17日 | 日記・エッセイ・コラム
己 惑わす 喧噪 流言

その時は

自分の 眼で見て 聞いて聴き 
匂い 肌ざわり

それが 頼りになる

改めて 思い知った 
この度の 郷里 弾丸帰省




僕の携帯には 
JAF(日本自動車連盟)より
登録地における 
気象注意報 警報 が届く

これまで 郷里において 濃霧の知らせ 
度々 届きながらも
今一つ その注意 理解できず…

この度 おかげ様で 
まざまざと 体感

ホワイトアウトは 
もっと 見えないだろう…





霧は 急に発生した かと思えば
また 急に 晴れ渡る

郷里は また今日から ⛄⛄⛄ 吹雪くとのこと…

これまでの雨天にて 溶け出した
シャーベット状の雪

その上に また雪が積もっていく…

この状況下
雪を知る僕でも 
運転リスク なお 高まったことだろう




弾丸帰省 だった…
けれども
今は これで良かったと 思ってます

                                       続く


これぞ郷里

2021年02月15日 | 日記・エッセイ・コラム
上信越道の山並み

雪景色 ゲレンデ
美しかった

されど
現実は まさに こうなのだ




真っ白な あたり一面を 見るよりも先に

この様に 
車高よりも高い 汚れた雪山

いつも そこには ないものが
あり続ける 現実

出会えて良かった

現実を よく見てこそ
美しいものは より美しく 

さぁ 今週は
父との因縁 カタをつける ことから
始めると いたしましょう!



DREAMS COME TRUE - 「さぁ鐘を鳴らせ」 
 









向かいますっ

2021年02月14日 | 日記・エッセイ・コラム
郷里は今週 後半からまた⛄

ここは少々 強行ながら
向かうと しまシタ

姨捨SA(長野県千曲市 )から見る
千曲市の眺め




雪は 解けて シャーベット




旅の気分には ちと遠い
ものの 
気持ち 上げて行きたいっス