『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

おやつが欲しけりゃ、自分でどーぞ

2020年04月06日 | 中学生と育つ


「かーちゃーん、おなかすいた~。何かない?」
と中学生の子どもが言った。
「何かおやつを持ってきて欲しい」、
という意味なのは百も承知。

確信犯で、しらばっくれてみる。
「なんかあるんじゃない? 何でも食べていいよ」。
今ウチにスナック系のお菓子がないことも、
アイスクリームやジュースがないことも知っているけど。

いや、別に意地悪してるんじゃなくて、
「欲しいものは自分で手に入れる」姿勢って、
これから生きて行くのに、すごく大事だろうな~と思って。
そんな大層な事じゃないかもしれないけど、身体で学べ~、と。

ニュースで聞いたこと。
学校再開を目前にした高校生が、
「自分たちから祖父母にうつしたくない」と、
学校の垣根を越えて、WEB上で延期の署名活動をしている、と。

若者が、自分で考えたことに
まっすぐ具体的に向かっていくのって、すごく気持ちがいい。
もちろん、時に危うい事もあるけど。
こういう人たちがいるなら、日本の将来は明るいな~
と思って、嬉しくなるもの。

家にこもっててもできること、あるんだな、って励まされる。

ひるがえって、ウチのダラダラ娘(明日から中2)。
「おやつ食べたい」と、「こたつから出たくない」の間で、
しばらく葛藤してたけど、「おやつ食べたい」に軍配が上がり、
しぶしぶ立ち上がって粉末のコーンスープを作って飲んでいた。
よしよし。

「欲しいもののために、自分が動く、自分を使う」。
おやつに限らず、
これが出来たら、すごく自由になれるなぁ、と思う。

「小腹がすいたのに目の前におやつがない」とか、
「道にゴミが多すぎる」とか、
「なんちゃら問題はかんちゃらさんが悪いからだ」とか。

文句言ったり、憂いたり嘆いたりする変わりに、
ただ、自分で立ち上がって
スープを作る、マスクを作る、ゴミを拾う、署名をする…。
そういうことが気持ちいい。

自分のやりたいことに向けて、
自分が実際に具体的に何かができたら、
その分、世が自分の思い通りに一歩分、近づく。
そして、そういうのが私には本当に難しい。

こたつに座ったまま「おなかすいた~」と言ってる子どものように、
家の中で座ったまま「なんかきゅうくつ~」と言ってる私。

きゅうくつなら、どうすれば心が伸びやかになるか、
ちゃんと考れて動けばいいのよ。
仕事がないなら、
やりたいテーマで勝手に仕事すればいいのよ。

できる範囲のことで、自分にできることは絶対にある。
そして「できることをする」だけのことが難しい。

若者、ごめん。
おばちゃん、ふがいなくて。

うーむ。
これ書いたら、企画書作り始めるか。

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