マーケティングの先生と話をする機会があった。
その学問は、人間を集団として捉えて、
「Aという刺激を与えたらBという反応を起こすからモノが売れる」
ということを前提にして、モノを売り買いする行動を観察する。
だけど、人間ってそんなに単純なもの?
自分で何が欲しいか考えて買ってるつもりだけど。
…と、ちょっと疑問に思ったりして。
先生に、聞いてみた。
「刺激に反応して買い物することもあるけど、
自分で考えて買い物する時もありますよね?」
そしたら先生は
「ほとんどの場合、何を買うかっていうのは
あんまり悩まないんです。だから特に記憶にも残らない」。
ほんと〜⁈
「ほとんどの場合、何を買うかっていうのは
あんまり悩まないんです。だから特に記憶にも残らない」。
ほんと〜⁈
まあ、
自動販売機のお茶の中でどれを買うか、
確かに私は、数秒以内に決めるし、
カフェでは毎回、一番安い「本日のコーヒー」を頼む。
ほーー。
人って(つまり私って)、買い物する時に、
そんなに何も考えてないのね。
う〜む。
いや、やっぱり考えてますってば。
「悩んだ買い物は瞬時に決めたものより強く記憶に残りますから」
そーですよね。
家や保険や車なんか、考える要素が多すぎて決められないもの。
私は買い物についてはわりと保守的で、新製品を見ても
「来年になったら同じ性能のがもっと安くなるのになー」
くらいの感じでのんびり構えてるし、
旅行でも、どーしても行きたい!とか思わないから、
考えて買い物してるつもりになってるんだけどね。
だけど、自然にやさしい系の商品につい目が向くのも、
消費行動だよね。
ふつうより高いオーガニックコットンの靴下とか買ってみたりして。
それもマーケティング的に暖められた土壌なんだよね。
おもしろかったのが、
トヨタがエコカーのプリウスを売る時に、
車の宣伝よりエコの価値観を広めることにお金を使ったらしい
という話。
エコの価値観を広げると、
副次的に、ツイッターやインスタの中で、
エコ好きの人が集まるコミュニティが勝手に立ち上がる。
その価値観に影響されたエコ好きのマダムが
家族の車を買う時に口添えした結果プリウスが売れる。
そんな感じで、ちょいと遠回りだけど、
マーケティング的に何らかの法則を見いだすことができるらしい。
「今は、企業のコントロールから離れて、
消費者が自分たちでコミュニティを作るから、
企業はモノにストーリーを絡めて発信するんです」。
昔、新聞やラジオで戦争が賛美されて、
みんなが「右向け右!」ってやってた時代から、
インスタやツイッターというツールに変わって主張が多様になっても、
誰か(何か)に自分を操られているかもしれない、と思うことは、
自分の考え方をチェックするのに絶対役に立つ。
「人が自分で考えて買うのが
いいとか悪いとかは次の段階で、
ただ、事実としては
確かに私は、数秒以内に決めるし、
カフェでは毎回、一番安い「本日のコーヒー」を頼む。
ほーー。
人って(つまり私って)、買い物する時に、
そんなに何も考えてないのね。
う〜む。
いや、やっぱり考えてますってば。
「悩んだ買い物は瞬時に決めたものより強く記憶に残りますから」
そーですよね。
家や保険や車なんか、考える要素が多すぎて決められないもの。
私は買い物についてはわりと保守的で、新製品を見ても
「来年になったら同じ性能のがもっと安くなるのになー」
くらいの感じでのんびり構えてるし、
旅行でも、どーしても行きたい!とか思わないから、
考えて買い物してるつもりになってるんだけどね。
だけど、自然にやさしい系の商品につい目が向くのも、
消費行動だよね。
ふつうより高いオーガニックコットンの靴下とか買ってみたりして。
それもマーケティング的に暖められた土壌なんだよね。
おもしろかったのが、
トヨタがエコカーのプリウスを売る時に、
車の宣伝よりエコの価値観を広めることにお金を使ったらしい
という話。
エコの価値観を広げると、
副次的に、ツイッターやインスタの中で、
エコ好きの人が集まるコミュニティが勝手に立ち上がる。
その価値観に影響されたエコ好きのマダムが
家族の車を買う時に口添えした結果プリウスが売れる。
そんな感じで、ちょいと遠回りだけど、
マーケティング的に何らかの法則を見いだすことができるらしい。
「今は、企業のコントロールから離れて、
消費者が自分たちでコミュニティを作るから、
企業はモノにストーリーを絡めて発信するんです」。
昔、新聞やラジオで戦争が賛美されて、
みんなが「右向け右!」ってやってた時代から、
インスタやツイッターというツールに変わって主張が多様になっても、
誰か(何か)に自分を操られているかもしれない、と思うことは、
自分の考え方をチェックするのに絶対役に立つ。
「人が自分で考えて買うのが
いいとか悪いとかは次の段階で、
ただ、事実としては
買い物する時あんまり考えてないんですよ」
と、先生は笑顔でのたまいました。
人があんまり考えずに消費行動を起こすのが事実として、
その「次の段階」を研究する学問って何だろね?
それは、何かの学問領域で研究されることじゃなくて、
自分が本当に必要なものを知って手に入れるために、
自分がどうするのか、ということに尽きるのかな。
と、先生は笑顔でのたまいました。
人があんまり考えずに消費行動を起こすのが事実として、
その「次の段階」を研究する学問って何だろね?
それは、何かの学問領域で研究されることじゃなくて、
自分が本当に必要なものを知って手に入れるために、
自分がどうするのか、ということに尽きるのかな。
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