時間に余裕がある今のうちに
中2の娘に料理のちょっとしたコツとか工夫とか楽しさとかを
伝えられたらいいな~と思って、
ここ1週間ほど、10分限定で一緒に料理をしています。
「お手伝い募集中~!」と呼べば、
娘はキッチンタイマーを10分にセットして、
「1秒だって長くは手伝いませんっ!」という
後ろ向きな決意を全身にみなぎらせて、
キッチンにやってきます(^^)。
たった10分なんだけど、
千里の道も一歩から。
1日目:
掘りたての新じゃがを洗って切るだけで10分…。
えー、たったそれだけで10分!!
新じゃがが、こすり洗いで皮がむけることに驚いていました。
2日目:
タマネギのみじん切りをお願い。
ちょうど10分で1個分。
ゆっくりなので、タマネギがたっぷり滲みて泣いている。
早くやれるようになれば、そんなに泣かなくてすむよ(^^)。
3日目:
ニンジンの千切りをスライサーでシュルシュル。
スライサーは便利だけど、野菜も手をホントにスパッと切れる。
怖がりながらそ~っとやるから、余計に進まない悪循環(^^;)。
なかなかの緊張感を味わったね。
4日目:
スライサー第2弾。
サラダ用の人参、タマネギ、キュウリを厚みを変えてスライス。
少しコツをつかんだようで、今日はシュルシュル調子よくやってる。
見ている側としては、油断した頃が怖い。
5日目、頼むの忘れてた~っ!!!
「明日20分やってー」と言ったら、
「忘れた人が悪いっ!」と、受付拒否。
そりゃそーか。失敗した。
6日目:
味噌汁をお願い。
野菜を用意している間に沸騰させていりこダシをとり、
あとは、すでに刻んで袋に入れてある
おあげさん・わかめ・きのこ・ちくわなどから
好きなものを手づかみで2~3種類入れる。
味噌を「一人大きな梅干し1個分」入れて10分ちょうど(^^)。
刻んで凍らせておく、という手抜きスキルを伝えられて満足。
7日目:
包丁をリズム良くトントントントン
と動かす快感を味わうのもいいぞ~、と、
大根1本分を縦に8等分してからいちょう切り。
やってるうちに包丁の奏でるリズムに集中している様子。
なるほど、リズム系っていいなぁ。
呼吸や心臓の鼓動。ともに、自分の内と外をつなぐもの。
8日目:
今年庭のキュウリが初めてできたので、
叩きキュウリを作ってもらいましょう。
反抗期なので、力をぶつける動きもふさわしいし、
好きなものを作るのはテンションが上がるってもんです。
もうしばらく、
部活が始まるまでは、一緒に作るつもりです。
今回、気を付けていること、5つ
・頼んだら、SOSが出ない限り親が手出ししないこと
・失敗しても笑い飛ばして次に活かすこと
・「イヤイヤ手伝ってる」のではなく「家族に貢献している」と感じてもらうこと
・毎日少しだけチャレンジャブルであること
・10分でも達成感が味わえること
作業の途中で、10分タイマーが鳴ったら
「終了~。お疲れ様、ありがとう!」って気持ちよく終了する。
自分が18歳で家を出たから、それまであと5年。
一緒にいる時間は意外と短いかもしれないから、
大事に過ごしたいと思います。
仲良し親子だね~(^^)