『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

人間の真ん中に栄養を与える時間

2021年05月10日 | 神戸シュタイナーハウス
「プロってさ~、お金もらうかどうかじゃなくて、
本気で取り組む人のことなんやって~。
そうやとしたら私は今日、話を聞くプロだった!」と中3の子ども。

「テスト前なのに」と
ブツブツ言いながら参加したわりに、
終わってみたら、
晴れやかな顔でしゃべり続ける。

考えてみたら、講演会やテレビ以外で、
社会の一線で働く人の話を間近に聞いたのは初めてのはず。
すごく新鮮な時間だったみたいで、
お話してくださった内容を自主的にノートに整理していた。

ほぉ~~すごい。
確かに本気で話を聞いている。
「本気」がプロの条件なら、
確かに今日のアナタはプロだったようだ(^^)。

社会っていろんな人がいろんな常識で動いてる、
めちゃくちゃ広い世界なのよ~。
そのうちの一人がこんなにおもしろいのよ。
働くの、楽しみになってきたでしょ?
社会の中でどんな役割、果たしたい?

これから毎月いろんな人に会って話す中で、
自分なりの「理想の大人像」や「仕事のイメージ」を
少しずつ作って行くんだろうな~。

学校は、社会性や人間関係を学べる場所。
塾は、勉強に特化して学ぶ場所。
私たちは、人間のコアを育てることを目指す。

即効性が期待できないから伝わりにくいけど、
自分を育てていくために、不可欠なところを暖める。
通奏低音のように響き続けて、一生共に生きるから。

目に見えない
自分のコアなところってどんなとこ?

たとえば、
自分の意見が人と違う時、素直に耳を傾けられることだったり、
理不尽をナナメに見て毒づいたり、あきらめたりするよりは、
理不尽の解消のために自分にできることを探すマインドだったり、
自分と同じように、人も大事にできることだったり、
ズルやゴマカシを気持ち悪いと思える感性だったり、
人から禁止されなくても自分で適切な判断ができたり、
楽するより、理想に近づくことを喜べたり、
見た目じゃなくて中身で人を見ることだったり…。
そういうこと。

本人がカッコイイ大人に出会って
たとえば今日なら「いい企画できた♪」と楽しんでいる間に、
そういう、見えないコアなところに、
たっぷり栄養を与えてもらっている気がします。

もちろん、大人も新鮮な栄養をたっぷりいただきました。
今、自分が抱えている課題に、
「ココを詰めて考えろ」というアドバイスまで。
また一歩進めそうな気がします。

貴重な機会をありがとうございました。

これからも毎月1回、いろんなゲストをお招きして
第1日曜の夜にオンラインで開催します。
ご興味のある方は、以下をご覧の上、お申し込みください。
先着順なので、お申込みはお早目に!

神戸シュタイナーハウス

ご参加、お待ちしています!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿