中3の子どもとその友達が、
ジョギングから帰ってきて、1人がピアノを弾き出した。
どうやら、楽譜はなくて、
耳コピで音を拾って弾いているらしい。
将来ハラミちゃん?? めちゃくちゃカッコイイ!!!
すご~~!!
あとの2人も
「私もそれ弾きたい!」と練習が始まった。
1人はさっさと弾けるようになったけど、
ウチの子どもは、時間がかかっている。
子どもが間違える都度、
両側から友達が根気強く教えてくれる。
でも、だんだん
「もぉ~、そこ〇〇でしょ!」とか「先こっち!」とか
ステレオサウンドでギャーギャーご指導が入るようになる。
若者のハイトーンボイスはマスク越しでもよく通る(^^)。
それでも少しは弾けるようになった。
時間切れで友達が帰って行ったあと、
その日は一日、めちゃくちゃ練習して、
まーまーカッコよく弾けるようになった。
翌日は、ピアノのレッスン日。
「コレばっかり練習してた」と、
悪びれずに言い放ち、
友達に教えてもらった曲を弾いた。
コラ~、失礼でしょ。
課題の曲を弾きなさい!
でも先生はやさしい。
「あら、ステキ。何の曲?」
「ジブリの曲。友達が弾いてて、
カッコよかったから教えてもらってん」
「簡単に弾けたの?」
「結構難しかった。下手やもん」
「あら、そんなことないわよ!」(←ここはすかさず否定してくれる)
「でも、一日で弾けるようになってん!」(←無邪気^^)
「一日で?! どうやって練習したの?」
「間違えたら、両方から友達にワ~~~ッて言われながら」
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子どもは、「私、下手やもん」も、
「両方からワ~~~ッて言われて」も、
すんごい笑顔で言ってた。
全然卑下してない。
せっかく「そんなことない」と言ってもらったのに、
「いや、ほんまに下手やもん。なぁ?
私だけめっちゃ時間かかってたやんな?」と
ニコニコ笑顔で私に同意を求める。
まぁ、人より時間かかってたのは否定しない。
そんなこと言いながら、
伸びやかに笑ってるのを見て思ったんだけど、
この人の自己肯定感は、ハンパない。
「この曲弾きたい~」って思ったら、
友だちの何倍も時間かかってるのに
全然落ち込まないところも、
友だちに練習につきあってもらうことを
必要以上に申し訳なく思わないところも、
私にはないところだ。
見習いたいなぁ~。
大人(私のこと)でさえ 、いろいろ言われちゃうと すぐに折れちゃうことばかり。
見習わなくちゃ。