『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

左右から「わ~~~っ」と言われて

2021年05月09日 | 中学生と育つ
中3の子どもとその友達が、
ジョギングから帰ってきて、1人がピアノを弾き出した。

どうやら、楽譜はなくて、
耳コピで音を拾って弾いているらしい。
将来ハラミちゃん?? めちゃくちゃカッコイイ!!!
すご~~!!

あとの2人も
「私もそれ弾きたい!」と練習が始まった。

1人はさっさと弾けるようになったけど、
ウチの子どもは、時間がかかっている。
子どもが間違える都度、
両側から友達が根気強く教えてくれる。

でも、だんだん
「もぉ~、そこ〇〇でしょ!」とか「先こっち!」とか
ステレオサウンドでギャーギャーご指導が入るようになる。
若者のハイトーンボイスはマスク越しでもよく通る(^^)。

それでも少しは弾けるようになった。
時間切れで友達が帰って行ったあと、
その日は一日、めちゃくちゃ練習して、
まーまーカッコよく弾けるようになった。

翌日は、ピアノのレッスン日。
「コレばっかり練習してた」と、
悪びれずに言い放ち、
友達に教えてもらった曲を弾いた。

コラ~、失礼でしょ。
課題の曲を弾きなさい!

でも先生はやさしい。
「あら、ステキ。何の曲?」
「ジブリの曲。友達が弾いてて、
カッコよかったから教えてもらってん」
「簡単に弾けたの?」
結構難しかった。下手やもん」
「あら、そんなことないわよ!」(←ここはすかさず否定してくれる)
「でも、一日で弾けるようになってん!」(←無邪気^^)
「一日で?! どうやって練習したの?」
「間違えたら、両方から友達にワ~~~ッて言われながら」
  :
  :

子どもは、「私、下手やもん」も、
「両方からワ~~~ッて言われて」も、
すんごい笑顔で言ってた。
全然卑下してない。

せっかく「そんなことない」と言ってもらったのに、
「いや、ほんまに下手やもん。なぁ?
私だけめっちゃ時間かかってたやんな?」と
ニコニコ笑顔で私に同意を求める。
まぁ、人より時間かかってたのは否定しない。

そんなこと言いながら、
伸びやかに笑ってるのを見て思ったんだけど、
この人の自己肯定感は、ハンパない。

「この曲弾きたい~」って思ったら、
友だちの何倍も時間かかってるのに
全然落ち込まないところも、
友だちに練習につきあってもらうことを
必要以上に申し訳なく思わないところも、
私にはないところだ。

見習いたいなぁ~。



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2 コメント

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Unknown (りん)
2021-05-09 11:10:51
本当に 自己肯定感が しっかり根づいていますね。羨ましいわ~☺️
大人(私のこと)でさえ 、いろいろ言われちゃうと すぐに折れちゃうことばかり。
見習わなくちゃ。
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Unknown (オキツ)
2021-05-09 23:15:11
私なんか、言われてないのに忖度しすぎて先に折れることがあります。折れる事が必要な時もあるし、まっすぐ行く事が必要な時もありますよね。「あの場合はどっちだったかな」って後からでも意識できたらいいな~と思います。
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