父が家庭菜園で作った薩摩芋を
たくさん持ってきてくれました。
みかん箱サイズから溢れるくらい山盛り!
辛うじて戦時中の記憶がある父は
さつまいもがキライです。
「小さい頃、芋ばっかり食ってたから」と、
見向きもしません。
なのに、こんなにいっぱい作ってくれるのは、
彼の孫、つまり私の子どもが、
さつまいもが大好きだから。
お~、ジイの愛。
子どもはもう中学生なので、土日も部活で忙しく、
一緒に芋掘りを楽しめるわけでもないのに、
いっぱい作ってくれて、どさっとお届け。
とーちゃん、ありがとう!!
なので、早速、
一番大きな鍋いっぱい蒸して、おやつに。
痛んでしまう前に、干芋を大量に作るべく、
梅干しを干す巨大な干しかご?ざる?に、
1cm幅くらいに切ったさつまいもをぎっしり並べ、
日向に出しておきました。
前に、なんとなく茹でて干せばいいんでしょ?
みたいにして、見事に失敗してしまった事があったので、
今度はちゃんと調べて、蒸して干しました。
3日ほどで程よく乾いて出来上がったんだけど、
乾くまでの間に学校から帰ってきたネズミが
いっぱいつまみ食いして、
結局、ちゃんと乾いた時にはたったコレだけに!
マジかっ!
ザルに並ばなかった分は、バターと砂糖を混ぜて、
ボウルを抱えて大匙で食べようか、
という、遠慮ないボリュームのスイートポテト!
絶対買った方がおいしいしオシャレなんだけど、
こういう仕事って、ホント楽しい。
ジイから孫への愛とか、大地の実りとか、
戦時中の芋の位置づけとか、スイートポテトの文化とか、
季節の確かな移り変わりとか、保存食の知恵とか…。
作っている間にも、食べる時にもいろいろ感じて、
おいしさにくっついてくる豊かさがハンパない。