『フォルメンを描くⅡ』の7章に書いてあった、
シュタイナーの言葉。
私たちが、木や植物、雲や石の内に、
線の導きとして、
内的生動性として生きているものを取り出すならば、
…私たちの芸術作品を通して、自然は神々へ語り掛ける。
私たちは自然におけるロゴスを発見する。
そして、私たちの芸術には、高次の自然が現れる。
ちょっとわかりにくいし、
私には、解説もできません。
これ、でも具体的な努力の方向として、
単純な練習が示されています。
で、やってみたのがコレ。
1枚の紙に8方向の線を何十パターンも描き、
それぞれの質の違いを感じたり、
テーマを変えて描く、というもの。
→やってみた時のことはココ
これ、直線でやってみたら、
描いてるうちに、「パーティ」とか「勉強」とか、
いろんなイメージが重なってきたんだけど、
「曲線の方がもっと表現できるのにな~」と思わざるをえません。
なので、日曜日の朝、
ちくちく曲線で何十枚か描いていました。
そしたら、夫も起きてきたので、
こういうのを一緒にやるのもおもしろいかなと、
紙とエンピツを渡して、説明してみた。
「今から言うお題を、
深く考えずにシンプルな線で表現してみて。
制限時間は1枚10秒くらい!」と、
同じお題で一緒に描いてみた。
コピー用紙の裏が透けてほとんど見えないけど、
こんな感じ。上が夫で下が私。
上段左から1,2,3、下段左から4,5,6。
▼夫のイメージ
1とべない 2火 3地
4とべる 5風 6水
▼私のイメージ
1空 2火 3地
4玄 5風 6水
喜怒哀楽のそれぞれや、地水火風のイメージ。
一緒に描くと、全然違うんだよね~。
「うわ、こういう感じなん?」って、説明を聞いたり、
「確かにそうだよね!!」って、相手のを見て納得する。
でも、自分のも否定するわけじゃなくて。
正解がない、こういう方法を使えば、
優劣付けずに純粋に
違いを楽しむこともできておもしろい。
上手だの下手だの言いたくなったり、
傷つきやすい人と心の受け取り方のクセの話をする時など、
絵を使うことで心の硬さがスルリとほどける。
芸術表現って、すごいな~。
高次の自然→生命