『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

中学生、先輩への贈りものを作る

2020年06月09日 | 中学生と育つ
フエルトのマスコットなんか作った事ないのに、
大会がないまま引退しようとする部活の先輩に、
「それぞれ先輩の好きなキャラに、
ボールを持たせたマスコットを作って贈ろう」
と、2年生の間で相談が決まったらしい。

おいおい、いきなりそんな高いハードル大丈夫?

話が決まって、試しにボールをひとつ作ってみた娘。
2つのマルを縫い合わせるだけで
ひとつ作るのに、50分もかかったらしい…。
お~い。

出来たのが嬉しくて、友達に写真を送り、
あろうことか、注文を受けつけている様子。
マジで?? 〇を縫うだけで1個50分かかるのに!!
アホなのか? 友情なのか? 
ま、両方だろうな(^^;)。

そして、先輩のを作る前に、腕試しなのか、
バレー部や美術部のアイテムや、
友達の妹のためのあんぱんまんまで、
真夜中の12時越えて、怒涛の勢いで作りあげていた。





うわ~、みるみる上手になっている!
そして、何時間もずっと縫物をする集中力があるなんて、
知らなかった~。
私は、子どもの頃、そんなに集中できなかったなぁ。

さて。
一日でウデを上げ、マスコットを作る手順も理解。
友達3人で集まって、いよいよ本番。
先輩に贈るものを作り出した。

絵を描くのが上手な子がデザインして、
ハサミで切るのが上手な子がフエルトを切り抜いて、
ウチの子どもが縫う係、だそーです。

「縫うのは、みんなで、じゃないと終わらんくない?」
「だって、Bちゃんが縫ったら綿がはみ出したから」

親相手だと、お茶ひとつ入れてくれないのに、
友達の間では、「自分だけしんどいのは不公平~」
とか言わずに、ていねいに取り組むのね。

とは言え、昨日まで何も作ったことなかったんだから、
表とウラを考えずに目を縫いつけちゃってほどいたり、
何度も糸が絡まったり、納得できなくてやり直したり。
なかなかまどろっこしい。

せっかくの自立への道を歩いている人たちだもの。
口出しするまい。
見たらアレコレ言いたくなるから見ないでおこう。
…と思うのに、SOSが来る(^^;)。

3人で「自分のじゃないんだから丁寧にやろう」と、
お互いに励ましあってる。
裁縫が苦手な子は「代わりにピアノ弾くから許して」と、
縫うのは手伝えなくても、気持ちだけでも応援中。
それを他の2人も当たり前に受け入れる。

…いい関係だなぁ。
国際関係で「アイツが悪い」とののしり合い、
脅しあってどんどんこじれていく大人たちの図と
つい比べてしまう、まともな関係。

3人であーだこーだと、塗ったりほどいたりしながら、
2昼夜かけて、それらしいものが出来上がりました。
ブラヴォ! 拍手~。



喜んでくれたらいいね。

惜しむらくは、集中しすぎて、
「うわ、宿題やってない!」と真夜中に気付いた事。
オカンはもう眠いから寝るわ(^^;)。
まぁ、がんばれ~。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (りん)
2020-06-09 17:36:49
こんにちはー😃
我が家の次男も部活のマネージャーにボールのマスコットを作ってもらっていました。ボール一個に50分もかかるのですね~。
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Unknown (オキツ)
2020-06-10 09:38:39
へぇー、ステキ❗️手間をいとわないのって愛ですね!変な意味じゃなくて。次男くんも嬉しかったかなー?
返信する

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