羊毛って、毛刈りした状態では、
泥だらけ、草だらけ、
ときどきウンコもついてる、
油っぽいシロモノです。
それを、フエルトになっちゃわないように、
ぬるま湯でていねいに洗うと、
洗った水が泥水になります。
泥や草がビックリするほど取れる。
で、洗った羊毛を草を一緒にビンに入れて、
水で満たし、日向に何週間か置いていたら、
いろんな色に染まります。
庭の雑草でもいいけど、
オススメはタマネギの皮。
「黄金の輝き」と言いたくなるような色に
きれいに染まります。
その状態のものが、
手元にひと固まりありました。
何かの作品になるほどの量ではないし、
道具もないので放置していました。
が、春の気配が濃くなってきて、
「あれを、とにかく毛糸にしてみよう!」
と急に思い立ち、
カーダーと糸巻きを借りてきました。
数日借りている間に、
手持ちのものをどんどん毛糸にするのだ!
まず、羊毛の塊を手である程度ほぐす。
5倍くらいのふわふわ状態になります。
どんどんほぐします。
ぽふんぽふん。
全部ほぐしました。
この状態でもまだ、
泥とか草とかはついています。
でも、気にせずカーダーにかけて
毛並みを整えます。
その段階で、草がいっぱい落ちてくるので、
エプロンの上でやらないと、服が大惨事!
毛並みを整えたものを巻き取ったのが、
左側のふわふわの筒状の塊=ローラック。
それを紡いで縒りをかけたものが、
左の糸巻に巻いてあります。
カーダーをかける作業を、
夕食後にリビングでしていたら、
中3の子どもが、まんまと
「1回やらせて~」と言い出した。
だよね、だよね!
やってみたいよね!
私から言うと「やらない」って言いそうだったから、
黙ってたけど、体験してみて欲しかったのよ。
手を取って教えてみたら、
すぐにコツをつかんだ様子。
あら、アナタ結構カンがいいのね。
まぁ、すぐに飽きて、
テレビ見てたけど、
私は粛々とカーダーをかけ、
ローラックを作り続けたのでした。
手持ちの3分の2くらいは出来たかな。
こんなことを楽しんでいる我が家は、
中3の子どもの友だちから、
「原始人家族」と言われているらしい。
わはは!!!!
原始人って何なのさ!!!
「だって、ヨーグルトとか靴下とか、
売ってるものをあれこれ作るから」
だそうで。
大きくなった時に、
1回やったことあるかどうか、って
結構大きいと思うんだよね。
そういうその子だって、
何年か一緒にお味噌作ってるから、
原始人の素質あるんだけどね(^^)。
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