『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

「レジ袋有料化」っていうけど問題は

2020年07月02日 | 考える日々

(写真=写真AC)

中2の子どもが「ノートがない」というので、
一緒に買いに行った。
6月30日、つまりレジ袋が無料の最後の日。

セルフでレジを済ませて、
いつもならそのままノートを持って帰るんだけど、
なぜかこの日は子どもが買ったものをレジ袋に入れた。
そしてさらに余分に袋をもらおうとしていた。

「え?」と私が目を止めた空気を感じた子どもが
「明日からレジ袋有料化だから、2~3枚もらっとこうよ」。

うわ~、そんなこと忘れてたわ。
なんと世間に馴染める子どもに育ってるんでしょう。
私と暮らしてたら、そういう方面全然教えられてないのに、ビックリ!
というか、レジ袋有料化とか忘れてる自分にもビックリ!

その場では、
お店に失礼な気がして反射的に子どもを止めたけど、
帰ってから抵抗を感じたホントウの理由がわかった。

「レジ袋有料化」と言われて
「節約」が目的みたいになってたけど、
問題はそこじゃなかった。

今回の問題は「レジ袋が有料になる事」じゃなくて、
「いかにして無駄なプラスチックを使わないようにするか」
「地球環境をこれ以上汚さないために何ができるか」
ということだったんだ。
ストンとわかって、すっきりした。

晩ごはんを食べながら、そう伝えたら、
お店では「なんで止めるの? 
せっかくレジ袋が必要なことに気づいたのに」と、
イマイチ納得できない顔をしていた子どもも
「そっか」と、すっきりした顔をしてた。

「問い方を間違えたら、答えも間違う」
っていう典型例をやらかしてしまったわ。

シュタイナー大先生も、
自由の哲学で書いてはるもんなー。

「“人間は自由かどうか”って問うから間違うんだよ、
“どうやったら人間は自由になれるか”って
問いを立てて、考えて行こうよ」って。

「隣人にはやさしく」みたいな、
全員正解の正しい答えが大事なんじゃなくて、
正しい問いを立てることが大事なんだ。
「一人暮らしのお向いの〇〇田さんに何かサポート要る?」

んで、それぞれで出す違った答えは、
「隣の〇〇田さん」を知って、
聞けば聞くほど、考えれば考えるほど、
正解に近づいていくんだ。

自分に関する問いでも、
「ホントの自分って何?」じゃなくて、
「今の自分をどう生かせるか?」とかね。

問い方で答えが変わったり、
問うだけでステキな答えを予感できることはいっぱいあるよね。


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