うちの芝生が一番青い

Tokyoに暮らす、ごくごく平凡で標準的な【ナイスサーティーズ】の奮闘記。

書評  続ける「技術」

2009年11月12日 | 書評
書評 一週間さぼりました、すいません。気を取り直して再開です。


今回のチョイスは 

「続ける」技術   石田 淳 著





かたい決意のもとに、新しいことを始めてもなかなか続かず、気がつけば三日坊主・・・。


物事が続かないのは「根気がない」「意志が弱い」「性格の問題」なのではなく

続ける「技術」を知らないからである。と説いている。

その技術、要点を絞ってご紹介。


「続けたい」と思う行動を「ターゲット行動」と言う。

その「ターゲット行動」には2つの種類があり、それぞれ続けるには違った「技術」がある。



その1.「不足行動」を増やす ~ 英会話や筋トレ、健康のための野菜摂取など。行動を増やさなくてはならないパターン。

  
続けるには・・・  

・そのことを邪魔する「ライバル行動」を減らす。(テレビ、ネット、マンガ本、甘いもの、など)
      
・行動の補助を作る ~ テキストを目につく場所に置いておく、勉強するときは好きな子と図書館へ行く、など。

・動機づけ条件を作る ~ ご褒美を作る、身近な人に褒めてもらう、など。

       

その2.「過剰行動」を減らす ~ 禁煙、ダイエット、ギャンブル、など。行動を減らさなくてはならないパターン。


続けるには・・・  

・行動の補助を取り除く ~ 灰皿を捨ててしまう、お菓子を買わないようコンビニに行かない、など。

・チェンジ行動を探す ~ お酒の代わりにお茶を飲む、甘い物の代わりに野菜を食べる、など。

・行動のハードルを高くする ~ 家から離れたコンビニにしか行かない、タバコは人から一本50円で売ってもらう、など。



他には2つの行動に共通して

・周囲に「宣言」してしまう。

・いつまでに、どれだけ、とはっきりした目標設定を決める。

・ペナルティを決める。 ~ さぼった日にはお酒が飲めない、など。

・結果だけでなく、続けた行動を自分で褒める。


などなど・・・。



ここまで書いてみて「目からウロコ」なんていう目新しいものはありませんよね。


しかもこの著者の方、「文章の運び方」、「まとめ方」もあまりお上手ではないようでして

言いたいことがいまいち良くわからない印象を受けました。


それでもこの本結構売れたようです。タイトルのおかげかしら・・・。

それだけ世の中の人は「三日坊主」で悩んでいるということなのでしょう。