第40回日比谷彩友会展
■期間 2011年8月23日(火)~28日(日)
11:00~18:00
(最終日15:00まで)
■会場 ギャラリーくぼた(4階・5階)
東京都中央区京橋2-17-11
※地下鉄銀座線「京橋駅」6番出口徒歩1分。
※電話 03-3563-0005
「ギャラリーくぼた」(「彩友会展示会」の会場)=地下鉄銀座線「京橋駅6番出口」の階段を上がり左手に歩き、
最初の道を右折し、約100m先、左側。
※「並木画廊」の一軒先。「別館ギャラリーくぼた」(目立つブルーの看板)の手前。
展 示 風 景
ギャラリーくぼた(4階・5階)でこのように会員の絵画が展示されています。
左のの2枚は、高橋政次さんの作品。右端が私の作品。
※「右端が私の作品」が見えない場合は、画面右端の「縦のスクロールバー」を下にスクロール して
「横のスクロールバー」を右にスライドしてご覧ください!
■私の作品
※画題「朝焼けの仙ノ倉山」(水彩)
「仙ノ倉山」は、今年7/19~20に登山した谷川連邦随一の標高(2026m)の山で、高山植物が見事でした。
それにも増して、「平標(たいらっぴょう)山の小屋」で見た、「仙ノ倉山」の朝焼けの美しさが抜群でした。
黒田(温泉)の『平標山、仙ノ倉山登山』のホームページはこちら!
■白日会副会長 深澤先生のご講評
※正田健一さんの作品:画題「棚田風景」(油彩)
今回も、白日会副会長の深澤孝哉先生をお招きして、会員の展示作品のご講評を頂きました。
深澤先生の幅広いご見識に基づく美術全般のご解説と、軽快で的確なご講評に会員一同魅了されました。
1つ1つの作品に誠にご丁寧なご指導を頂きました。
深澤先、ご指導誠にありがとうございました。
◆深澤孝哉画伯
日展系の大きな絵画団体である白日会の副会長をされていらっしゃいます。
先生は絵だけでなく、書もお上手、剣道十段、地元のオーケストラの指揮者も務められたり、 更には
料理の腕もプロ並みと多芸多才のお人です。
該博な知識に裏づけされた講評は、大変的確かつユニークで、毎回聞き惚れてしまいます!
※正田健一さんの作品:画題「初夏の新宿御苑」(水彩)
深澤先生絶賛!・・・「正田さんの作品で今までで一番よい!水彩画だが油彩に負けていない!いい絵だ!」
※私の作品:画題「朝焼けの仙ノ倉山」(水彩)
深澤先生の講評・・・「見たものを総て描こうとしているが、もっと大雑把な捉え方をした部分があったらよかった。
雪渓の形などは、もっと見た目以上にハート形の面白さを追求して、何枚もスケッチと下書きで追及したら、ダリ
のような面白い絵が出来る!」
【注】深澤先生は、1枚の絵を描き上げるにはスケッチブック1冊(約20枚)のスケッチをしなさいと、常々ご指導さ
れています。
・・・私などは、まだまだ修行が足りません!
※川村善明さんの作品:画題「ルピナスの咲く丘」(油彩)
素晴らしい絵でした。
深澤先生の講評も大変高く評価された解説でした。
・・・メモがよく取れていなくてすみません。
※新村長門さんの作品:画題「植田べりの農家」(油彩)
私の好きな素晴らしい絵でした。
深澤先生の講評でも、大変高く評価された絵でした。
特に、水田に水を張った田植えの頃の情景を、日本のよくある風景ながら、みずみずしくよく描いてあるとのこと。
・・・正確な「講評」の再現でなくてすみません。とにかく、大変絶賛!
私も、このような素晴らしい絵を描けるようになりたいものです!
※飯村二朗さんの作品:画題「考える人」(アキーラ)
とても話題になった絵です。
体にかなり力が入ってるが、何を考えているのか?
絵の右下に、難しい数式があるが、この意味は?
モデルは男だ!いや女だろう?、胸が少しふくらんでいるから・・・?
鑑賞した人の声である。
深澤先生の講評でも、「絵の中にいろんな情報があり、大変素晴らしい。見る人に多くのこと
を考えさせる絵だ。」と解説がありました。
絵画の種別に「アキーラ」とあるが、・・・なんだろう?
アマゾンのサイトに「商品名」として「アキーラ」がありました。
◆「アキーラ」の「商品の説明」より転載。
油絵具とアクリル絵具の両方の特長をもつ「アキーラ」は、水性アルキド樹脂で出来ています。
(絵の具)油絵具のように、色を何重にも積み重ねて画面を作っていく事が出来ます。油絵独
特の技法、例えば、複数の色を重ねて、それらを布で擦ったり引っかいたりして下地の色を透
かせる技法、透明色をベールのように上からかける技法など、アキーラを使って出来ます。
【絵を描いてみたい方に、最初にすすめたい絵具】 絵を描いてみたい、という方に一番おす
すめです。
※松本文郎さんの作品:画題「能登路・ふたり旅」(水彩)
私がとても感動した絵です。
松本文郎さんは、発表の仕方として、いつも目から鱗の素晴らしい方法(その絵が最も引き立つ方法)を提案され
ます。
今回も、スケッチブックをただ展示するのでなく、写真のような形式で旅の様子が一覧でわかる素晴らしい手法
を示されました。
色鉛筆画をスケッチブックに描くのが一番好きな私には、大変勉強になりました。
※松本文郎さんの作品:画題「夏の能登金剛」(水彩)
深澤先生絶賛!・・・「この絵は雄大な様がよく描かれている。寸法規範(ものの大きさの尺度を正確にする基)
に人物規範を用いている。絵の左側の穴の中に書かれた人物が他の自然の風景との対比を
如実に示し、それでこの絵の情景が雄大なものであると感じさせている。波の感じも白く細
い線のような波として、動きを感じさせるようによく描かれている。」
【注】この雄大な絵にマッチしている額縁は、松本文郎さんの手作りとのことです。
◆懇親会の様子
60代~90代まで、幅広い会員が深澤先生を交えて懇親会を、ギャラリーくぼたで2時間ほど行いました。
年に1回の展示会の他、研究会を2回行って、その時も深澤先生にご講評を頂いた後、楽しく意見交換を
行っています。
※「画面右端」が見えない場合は、画面右端の「縦のスクロールバー」を下にスクロール して「横のスク
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