隊長の黒木が帰寮したのは、夕食も終わった21時すぎだった。村崎達5人の夕食は、食堂ではなく会議室に用意されていて、メインディッシュはステーキだった。
「昼間は本当にお疲れ様。皆、よく頑張った」
5人の顔を見ながら、黒木は労をねぎらった。
「最終選考結果を発表する。名前を言われた者は立ち上がってくれ」
一同は黒木を見つめた。
「村田こと、村崎一」
村崎は呼ばれたことに気付かず、別名村田の命名者赤沢が目の前で拍手をした。青山は村崎の手を握って立たせた。緑川と黄は村崎の肩を抱いた。
「みんな、村崎さんだと思ってたよ」
ヒゲが薄く整った顔立ちの黄が言って、村崎以外の4人がうなずいた。
「赤沢、青山は清掃、緑川と黄は介護部門で働いてもらうが、トレーニングは怠らないように。君達の力が必要な時には手伝ってもらう。もちろん、平和な時は村崎にも清掃か介護をしてもらう」
「また、一緒に働くことがあるかもね」
青山とはバイクの運転を教える約束をした。黄はオフの日に特製餃子を作ってくれると言った。赤沢と緑川の提案で、餃子パーティで5人集まることが決まった。
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「昼間は本当にお疲れ様。皆、よく頑張った」
5人の顔を見ながら、黒木は労をねぎらった。
「最終選考結果を発表する。名前を言われた者は立ち上がってくれ」
一同は黒木を見つめた。
「村田こと、村崎一」
村崎は呼ばれたことに気付かず、別名村田の命名者赤沢が目の前で拍手をした。青山は村崎の手を握って立たせた。緑川と黄は村崎の肩を抱いた。
「みんな、村崎さんだと思ってたよ」
ヒゲが薄く整った顔立ちの黄が言って、村崎以外の4人がうなずいた。
「赤沢、青山は清掃、緑川と黄は介護部門で働いてもらうが、トレーニングは怠らないように。君達の力が必要な時には手伝ってもらう。もちろん、平和な時は村崎にも清掃か介護をしてもらう」
「また、一緒に働くことがあるかもね」
青山とはバイクの運転を教える約束をした。黄はオフの日に特製餃子を作ってくれると言った。赤沢と緑川の提案で、餃子パーティで5人集まることが決まった。
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