女として大阪で暮らす。(朝鮮婆ではないよ)

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そして動物を愛する人です。
植物も大好きです。
ニコ生すき、日本の糞ばばですよ。

呪いだけで生きる亡骸(金玉姫)

2013-03-22 | 日記
私の夫はある男に殺された。
そして、私はその時から生きた心地がしない抜け殻だ。

もちろん、生きているのは確かなのだが心がない。
さみしいとか、苦しいとかという感情がない。

その代わり、うるさいとか許せないとかという思いがある。
怨みだけで生きるのは、たぶんあの世で成仏していない夫の願いだろう。

わたしだけに生きて、恨みを晴らしてほしいのだろう。
そのために死なない程度にぬけがらを、育てている。

私は、生きながら死んでいるのだから人間関係はなくてもいい。
誰にも会わないほうが、いい。人を憎んでいるから。

人が人を呪うのはちゃんと訳がある。
人が人を憎んでころすには、ちゃんとしたわけがあるのだ。

人がそばによると私は嫌だ。
そして誰にも私の計画を邪魔されたくない。

おどおどしい計画なのだ。
私はもはや人間ではない、そして女ではない。

もう人間に帰らなくても、化け物でも生きていたい。
どうしてかって、いやな奴を呪い殺すことだけに生きがいがあるから。

生きていなくては、呪ったところでどういう結果がでるかわからない。
できるだけ、苦しむ方法で死んでもらいたい。

そして、貴女を憎んで、憎んで醜い私の心で、
痛み苦しみ死んでもらいたい。

うし三つ時に私がくぎをうつのは。
あなたがくるしんでほしいから。

私の目を見ないでほしい。
あなたのことが嫌いで、嫌いで、本当に嫌いだから。

首を絞めて殺すような簡単な殺し方ではいけない。
真綿でゆっくりジワリと苦しんでもらいたい。

酒におぼれイライラしてもがいて暴れまわり、そしてじたばたして。
苦しんでもがいて嫌われるぐらいあなたはみにくくなって、死んで。


その結果を見るためだけに生きている。
抜け殻だけど、それでいい。