ご家族の一員に、人間以外の生き物がおられる方は皆さんそうではないかと思いますが、
彼らの健康管理には神経をすり減らすものでございます。
なぜなら動物は言葉で体調不良を訴えることはしませんし、
元気そうに見えて元気とは限らない嘘つきだからです。
こんな人聞きの悪いことを申しますのには理由があります。
私の親族にニワトリの研究をしている男が居りまして、彼が申しますに、
ニワトリが肉食獣から身を守る術は逃げることだけで、
群れなすニワトリの中で狙われるのは、弱って逃げる体力の無いニワトリさん。
弱っているかどうかは見た目で判断するしか有りません。
そこでニワトリは、弱っていることを見抜かれない為に、
何かの病気で命が後数時間しか無い様な状況でも、餌を食べ続けてみせるのだそうです。
弱い動物は多かれ少なかれ同様の行動をとる傾向にあるとな。
何と強い生への執着心でしょうか!
この話しを聞きまして、私は色々な意味で反省すべき点があると思いました。
動物が弱みを見せることは死を意味するのですね。
そんな命懸けの嘘をつく、愛すべき動物達の健康状態を知り、
しかるべき処置が出来るのは、人間だけの様な気が致します。
どよ~ん
あれ!どうしたのサ?元気無いじゃない?
ひみつ、教えない。だけど・・・・・
どよ~ん
王様の場合、今までの経験上元気が無いのはお腹が空いている時とお腹が痛い時。
今は食後なので、お腹が空いているとは言わせない。ならば腹痛を疑うべし。
王様は、お腹が痛くなるとヨガの「イヌのポーズ」を頻繁に致します。
<mongrelsoftheworld.wordpress.com>
こういう上級者向けのでは無いですよ!
<http://funkidsyoga.com>
こちらの初心者向けの方です。
ある日私は、腹痛に犬のポーズはそんなに効果があるのかと実践してみました。
効果はありますよ。腹痛が和らぎます。よろしければお試しください。
案の定、この後せっせと初級ヨガを始めた王様。
<http://www.dogcentral.info/yoga-dogs/>
まあ、大雑把にはこんな感じ。
残念ながら、今回は効き目が無かったらしく、
この夜私は2時間おきに王様のトイレにお伴致しました。
モチロン翌朝一番で病院に行きました。
この、病院に連れて行くタイミングも悩みどころです。
サッサと連れて行くべきという考え方もごもっともですが、
王様のように診察台の上に載せると腰を抜かしてへたり込む様なヘタレデリケートな犬を、
むやみやたらと病院に連れて行くことはどうなのか?返って逆効果?
必要なら私は24時間見張っていられる環境なので、しばらく様子を見ることも有ります。
でも、今回はタイムリミット。
腰を抜かす王様をドクターと一緒に持ち上げながら、入念にチェックして頂きました。
結果はもちろん、全然大した事無い
で、注射をして、こんなものを頂いて来ました。
錠剤の飲み薬の他に、この注射器の様な器具で、
ピンク色のドロッとした液体のお薬を飲ませます。
「これは一回に3cc飲ませてね~」「は~い」・・・どころではございませんでした。
飲ませられない。 王様の口の周りと私の洋服がピンクのドロドロになるだけで、
王様のお腹の中には入って行かないのです。
口の周りをピンクに染めて、うつろな目で私を見上げる王様を、
写真に残しておけばよかったのですが、無理。面白すぎて撮り忘れました。
困って困って困っていたら、You-Tube にて、液体のお薬の飲ませ方発見
本当に、素敵な時代になったものです。
さっ!ぶらっしんぐ をおねがいします~。
そんなこんなで、お薬を飲むや否や、まるで仮病だったかの様に元気を回復した王様。
王様が行きたがるし、ドクターにも特に止められなかったので、お散歩に。
帰って来ると、プルメリアに縁取られた王様専用のブラッシング台に飛び乗って満面の笑み。
そうですか、良くなりましたか。
色々言いたいことも有るケド、元気になって良かったよ。
私、ゆうべは一睡もしてないんだから、後でお昼寝付き合ってよねっ。
いいよー
だけどその前にゴハン大盛りね
何はともあれ、元気が一番ですね。
では