ハイウェイを走り続けて、車内の温度計が摂氏40度を超える頃、
突然左側に見えて来る、今走って来た道とは違う風景。
砂・・・・・
砂・・・・・
砂・・・・・
砂。
少し赤みを帯びた白い砂と青い空の他に何も見えない世界です。
砂漠。。。。。。
私が子供の頃からずっと心に抱いていた砂漠のイメージが目の前に広がっています。
ゆらゆらと灼熱の中に浮かぶ陽炎からは静かな音が聞こえます。
何時間でも何日でもこの砂の中に居たいと思いましたが、
靴底を伝って容赦なく登って来る熱で数分と砂の上に立っていることは出来ませんでした。
迫って来るのは衝撃的なパワーとエナジーとしか表現出来ません。
それを言葉にすることはとても難しい。
私の言葉などその程度もの。
肝心なことは言葉で何一つ伝えられないのです。
でも嘆くのは止めましょう。
私には言葉以外にも表現の手段が有るのですから。。。
来て良かったな。
砂漠は私の作品にジワジワと影を映していく、そう感じる今日この頃です。
では