世界各地で2011年が幕を開けてるけど、
私はまだ大晦日の真っただ中に居る。
去年はタイで日本から2時間遅れの新年を迎えた。
これだからカウントダウンを無意味なものに感じるようになってしまったのか。。。
さて、私の暮れのメイン・イベントの一品作りが終わった。
いりとり
母の味。世界の何処にいようとも、これを作れば母が私の中に居てくれる事を感じられる。
母の味がいつしか私の味になり、
私の味が我が家で共に新年を祝う、様々な国の人達のお正月の味になって行く。
食の凄さって、こういう事だと思うな。
一年間この味を楽しみにしていたと、毎年どんぶり一杯食べてくれる客人の為に、
私の道具で出来る限界の量を今年も作った。
食を愛すれば、やがてその味を育んだ国が好きになり、
その国で暮らす人々を愛するようになって行く。
愛するものを傷つけようとは誰も思わない。
やっぱり食って凄い。
いつも人の真ん中にある。