もんく [とある南端港街の住人になった人]

多宗教での混乱

マレーシアは多民族国家なのでいろいろな民族が混じり合って暮らしている。そうなると当然宗教も多宗教と言うことになる。今日のSUN誌にはそんなマレーシアらしい事件の記事があった。

ある人が亡くなった。その人は家族に知らせずにイスラム教に改宗していた。でも改宗したのにそれらしく振る舞うことはしていなかったので家族は気づかなかったらしい。彼が亡くなって初めてそれが表面化してしまった。彼のIDカードにムスリムと記入されていたために、イスラム団体がイスラム教のやり方で埋葬しなければならないと主張した。そうなると家族はイスラム教のその団体に遺体を引き渡す必要がある。そこで裁判にかけたが、裁判所は彼の改宗は死亡時に有効だったとして家族の主張を認めず、イスラム団体に遺体を引き渡して埋葬することを認めたとのこと。

こう言う事態はムスリムと他の宗教間の婚姻時によくあることらしい。

本人が改宗を希望して実行したとしても、結婚と言う行為が本人どうしだけのものではなくて、家族を巻き込んだ重大なイベントであると言うことでもあり、結婚が当事者の合意と愛に基づくものだと固く信じている(人が多い)日本では考えられない事件だ。

これは記事にはないが、聞いた話。
IDカードの信教欄の記入は役所がするものらしい。それを間違って記入してしまいずっと後になるまで(例えば死ぬまで)未確認の人がいたような事もあるそうだ。その場合も死亡時にテンヤワンヤになるのだそうだ。どうして本人が確認できないのかは聞き忘れた。



もう一つ事件の記事。
詐欺事件はどこでもある話だけれど、マレーシアでもやっぱり簡単な手口の詐欺に引っかかる事例が多いらしい。

街角で人がポケットティッシュほどの小さな紙を配っている。これはよく見る。その中には内職の勧誘が書かれているものがあり、毎月600リンギットの収入を保証するとなってる。仕事は外国資本スーパーマーケットの広告関係だとか。実際に契約するときには返金可能なデポジットを1040リンギット支払う必要があり、それは支払ったところで事務所は閉鎖、お金は返ってこないと言うもの。

そんな簡単に分かりそうな詐欺に学生やら外国人やらが何人も引っかかっているそうだ。経済がこれだけ発展するとみんなお金が欲しいと思うようになるので、引っかかり易いムードが漂うのだろうか。日本と同じで違法金融(ローンシャークと言う)もあって連日新聞に記事が出ている。


そう言えば、詐欺ではないけれどもまた「これからは不動産投資だ」と言う金融関係者の話がデカデカと出ていて、本当にお金欲しいムードが漂っていると感じる。この近所のサービスアパートメントかコンドミニアムかは新しくて場所も良いのにガラガラだけれど、本当に不動産投資が有効なのかもう少し様子を見てみたいと思う。




プライベート嬉しい事件。
同志から2通メールが来た。彼にもいろいろあるらしいが、いっしょにがんばっていきたい。


前回「メイドさんの件」と題して書きましたが、クアラルンプールのメイド・カフェと勘違いした人いませんか? そう言う意味ではないです。勘違いさせてごめんなさい。本物のメイドさんについてでした。


日本は七夕だけれど、お星さまに何かお願いしましたか?
私は去年と同じです。

コメント一覧

ourang-u
同じ
いいえ、足踏みしてますよ。
だらしなくて....
けせら
おねがいごと
わたしの去年のお願い事は聞き入れられず、最愛の文鳥が天の川のむこうに。
今年はお願い事するの忘れてた。

一歩づつ確実に前進しているu-さん
去年と同じお願いって、やっぱあれかぁ。。。
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