見出し画像

もんく [とある南端港街の住人になった人]

お金の話をしよう

今朝は早朝から大雨。
昼間は降らなくて夕方にまた大雨。
そろそろ本格的な雨季か。


今の職場に入ってもう3年位になるのだけれど、
以前からある違和感がずっとある。
まあ、その違和感は放っておいてもあまり支障ないと言えば言えるけれど。

支障ないとしておいても、その問題が表面化した時に
それは自分の管理の範疇に無いと言える。
言えるけれども、それはマレーシア的な仕事範囲の限定を逆用するとすればの話。
本質的にはそれじゃいかん!とは思う。


その違和感の正体は"コスト"。
生産と言う仕事をしているにも関わらず、
自分の扱うコストの中身がわからないのだ。

生産の現場では時に、労働のコストを取るか、材料のコストを取るか
と言うようなコンフリクトが起こる。
簡単な例で言うと、追加コストがかかっても作業を続ける方が得か、
それを止めて材料を無駄にするのが良いかのような場合。


なぜそれが自分自身で分かっていないかと言うと、
これはマレーシア的なある考え方による。

マレーシアでは、勤めている企業に忠誠を誓うと言うような、
日本的な感覚は薄い。
別にそれが悪いとは言わない。

が、それで何が起こると"言われている"かと言うと、
仕入先、価格の情報を持って社員が出て行って勝手に自分で商売を始めてしまう。
しかも悪くすると顧客まで引き連れて行ってしまうと言う。
(何かテレビドラマである水商売のホステスさんみたいだ。)


そうしたわけで、原材料のコストが社員に公開されていなかった。

もちろん本社の日本の工場ではそう言うのは無くてちゃんと公開されている。

なぜマレーシアだけこうなっているかと言うと、
ある部分を管理している中華系の男がマレーシア的理由を盾に
強硬に公開を拒んでいたためだ。

でも、考えてみればそんな必要などほとんど無い。
なぜなら、マレーシアにライバルになる企業なんていない。
それにこれから同じ事業に投資してゼロからやる価値があるとも思えない。
仮に立ち上げても注文を横取りできる構造にもなっていない。

なので、社員に隠す必要なんて全く無い。


まあ、妄想に取り付かれているのか、
それとも自分の管理の範囲を他人に持って行かれたく無いかどちらかなのだろう。



ところが最近ちょっと風向きが変わってきた。
やはり日系企業としては、物作りしているのにコスト意識が無いのは変、
と言う事でそう言う情報も明らかになりそうだ。

まあ、すぐにどう変わる事も無いと思うけれど、
やっぱり生産においては金額の議論は必要だろうと思う。




夕方のひどい雨が降り始めるちょっと前、
猫たちはご飯を食べて外に出て行った。
いつも食べた後はどこかでウンチかオシッコをするらしくて出て行く。
(前の家に住んでいた時はちゃんと猫トイレ使ってたのにこの家に来たら…)
今日もそうだったけれど、
出て行った直後に雷が鳴り出し、ザバーと雨が降り出した。

呼んでも帰らないので仕方なく待つ事にした。
どこにどう避難したかわからないけれど、
久しぶりの大雨なのにちゃんと濡れずに帰って来た。
こちらが思うより猫たちはかしこいかもしれない。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「マレーシアでニャー」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事