土佐のくじらです。
今年に入り、北朝鮮では水爆実験を成功させたという発表しました。
その実情がどうであれ、「水爆実験が成功した」と発表したことは由々しき問題です。
水爆は原爆で起爆させます。
水爆は水素爆弾の略ですが、決して水素を燃やしているわけではありません。
原爆(原子爆弾)が比重の重いウランを核分裂させるのに対し、水爆は重水素を核融合させて膨大なエネルギーを出す構造です。
いわば、太陽と同じ原理なのが水爆です。
この核融合のための高温は、原爆によって得るわけで、「水爆が成功した」ということは、「原爆が起爆装置として使える」ということです。
つまり北は、「北朝鮮には、小型で精密な原爆がある」ということを表明したということです。
その後、今月に入って北朝鮮はミサイルを発射しましたけれども、これらを総括すれば、「北は、原爆をミサイルに載せて飛ばせる」ということを、日本を含めた世界にアピールしたことになります。
自衛隊は北朝鮮ミサイル迎撃のために、PAC3を沖縄に配備しましたが、核ミサイルならば、地対空で迎撃しても無意味です。
迎撃できるのは、せいぜい数十キロ上空だからです。
ということは、たとえ迎撃に成功したとしても、数十キロ先で原爆投下されたのと同じ被害を被る結果となります。
つまり簡単に言えば、相手が核ミサイルならば、撃つ前段階に破壊するか、撃った直後に迎撃しない限り、日本は被爆国になるということですね。
一方中国は、フィリピン沖南沙諸島のさんご礁を埋め立てた人口島において、軍事基地構想を着々と進めております。
ミサイルを配備し、どうやら戦闘機やレーダーもあるようです。
ずっと昔から中国は、日本に向けて、200発もの核ミサイルを向け続けております。
撃つ撃たないは別にして日本は、核保有国に囲まれ、いつでも滅ぼそうと思えば滅ぼすことができ、脅そうと思えば脅せる位置にあるということです。
問題はその決定権、イニシアチブが、中国や北朝鮮など、相手国側にあるということです。
日本の広島・長崎は被爆地であり、「二度と過ちは犯しませぬから」と言っていたとしても、たとえ日本がおとなしくしていたところで関係ないわけです。
日本は、核武装に踏み切るべきときが来たと思います。
核兵器は、核武装してない相手にのみ有効な大量破壊兵器です。
核武装していない相手なら、報復がないからです。
ですから核武装している者同士は、核戦争はできません。
核武装している者同士は、通常兵器でしか戦えなくなります。
となれば、日本が核防衛を構築できれば、中国や北朝鮮らの、時代遅れの横暴な野望は頓挫することを意味します。
二度と日本を被爆国としないために、そしていつまでも日本が日本であるために、今の日本は早く決断しないといけません。
コップの中の争いを、いつまでも続けている暇はありません。
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