土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
今日で2013年が終わりますね。
今年最後の記事を何にしようかと思ったのですが、私は減税論者なので、税金問題をチョイスしました。
明日から始まる2014年初頭からしばらくは、税金や規制から見た日本について述べようと思います。
読者の皆様、日本には、”ゴルフ税”なるものが存在することをご存知でしょうか。
正式には、ゴルフ場利用税と呼ばれます。
「はぁ、なんじゃぁ、それはぁ?」 (・・? ・・・ですよねぇ。(笑)
ゴルフと言えば、れっきとしたスポーツですよ。
実は私はゴルフをしたことはないのですが、「スポーツに税金・・・って、それは、あまりにもほどがある。」と、
このゴルフ税の存在を知ったときに私は思いました。
ゴルフをするのは、金持ちだろうから、税金とっても良い・・・
こう考えて、色々口実をつけて、せしめているに違いありませんね。
そしてゴルフと言えば、たいてい郊外にゴルフ場はありますよね。
街中ではできませんからね。
当然、車に乗って行きますよね。
その車にも、”自動車税”はかかっていますね。
そしてその、車を動かすガソリンにも、”ガソリン税”はかかっています。
そしてゴルフの後、サロンでビールを飲んだら、ビールには”酒税”がかかっています。
温泉に入ればなんと、”温泉税”なるものも存在するのですね。
食事をすれば、日本は食料自給率が低いので、当然輸入品目が多いです。
ですから、たいていの食材には”関税”がかかっていますね。
ゴルフ場に行くのに、高速道路を使えば、当然のように、”高速道路の使用料金”を払わなければいけません。
しかし高速道路を、お金払って使っている国は、日本以外にありませんから、高速道路使用料金も、事実上の税金とも言えますね。
ゴルフ一つするのに日本人は、一体いくらの税金を、国や地方自治体に払っているんですか!
これって、全部税金じゃないですか!
こんなのダメですよ!
税金の網を、この国は、かけすぎていると思います。
国民は動けば動くほど、税金を取られる仕組みがこの国には出来上がっているのです。
私もすべての税区分を存じませんが、おそらく国民の稼いだ分の半分は、国が持っていくような仕組みが出来ているはずです。
ありとあらゆる名目の税金が、この国には張り巡らされているはずですね。
私は、日本の税金が法人税と所得税だけになったら、この国は本当の意味で、文明開化すると考えています。
今はまだ、私を含めた日本人は、文明開化されていない国に住んでいると思います。
この、張り巡らされた税金体系そのものが、今の日本の”藩”ではないでしょうか。
そして、ゴルフ税や自動車税や、ガソリン税などの各種税金は、現在の関所でもあると私は思うのです。
江戸時代には、国境(今の県境)を越える際には、
通行手形(移動許可書)を関所で見せ、中世では通行料を取っていました。(これが、関税という名前の由来です。)
江戸時代はその関所は、各大名が管理運営しておりました。
この関所や大名の現代版が、各種税金であり、各種規制だと私は思っております。
日本史上否、世界史上最大の規制緩和は、幕末の廃藩置県だと考えて良いです。
明治以前の日本には国中に、藩という地方分権国家が300あまりありました。
その国境いごとに、関所があって、人々は足止めされていたのです。
廃藩置県で藩がなくなり、人々と物とお金が、明治ではそれ以前と比べ物にならない、量と速度で動き始めました。
計算方法も資料もないので詳しくはわからないのですが、GDP換算すると、恐らく1000倍くらいは違うのではないかと想像します。
これが、明治日本の強さの根源であり、底辺であり、近代日本の底力だったのです。
明治以前にも、日本には力はあったのです。
人口も多く、3000万人以上いましたし、国民の知性も高く、産業の基礎になる手工業は既にあり、食料も豊富でした。
日本の潜在的な力は、明治以前には、既にあったのですよ。
それを阻害していたのが、”藩” の存在だったのです。
国境いなんて、眼には見えません。
人間が勝手に作ったものです。
その勝手につくった存在が、国民の潜在的な底力を阻害するなら、容赦なく破壊すべし!!
というのが廃藩置県のひとつの側面です。
そして、国の内側からの呪縛から開放された日本は、明治以降、一気に国際舞台で躍進したのです。
日本の皆さん。
消費増税に反対したり、軽自動車増税に意見を述べたりして、減税運動、税廃止運動というものを、
もっと日本で盛んにしたいと願っておりますが、それは、
「もっと酒を飲みたい。」とか、「いいもの食べたい。」「いい家に住みたい。」「いい車に乗りたい。」
そういった、個人の欲得や業界の生き残りなど、そのようなチッポケな願いを叶えるためではないのです。
それは、本当の意味での、文明開化運動なのです。
日本は張り巡らされた税金や、強すぎる規制を多く作っているために、本来持つ国家の潜在能力を生かせなくなっているのです。
それが、失われた20年と言われる、日本の長期低迷の本質です。
ですから現代日本は、
もう一度明治維新を起こさなければならないし、もう一度、廃藩置県をやらなければいけないのです。
日本の夜明けのために、来年も私は頑張ります。
2014年は、日本にもう一回、”廃藩置県”を起こしましょう。
それは現代日本における、大幅な減税と規制緩和の実現です。