土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
私は日本は、これ以上増税する必要はないと思います。
むしろ規制緩和とセットで、税収は少ないが、経済効果の大きい分野から減税することで、
新産業を生み出し、雇用増と国家全体の経済のパイを大きくすることが重要と考えます。
今日本の財政は、私の考えとはむしろ逆の方向に向かっているように思います。
それは、江戸時代的停滞と衰退の道となるでしょう。
ともすれば日本は、増税となります。
今年4月からは消費税が上がります。
また、軽自動車税も翌々年には、現行の1.5倍となります。
同じ自動車税ですが、新車登録から13年を過ぎた自動車は、自動車税と車検時の重量税が上がることが、
平成26年度税制改正大綱に記されていることを知りました。
たとえば、マツダRX-7の最終型を大事に持っている方ならば、
2016年より、自動車税は現在の3万9000円から4万7400円に上がります。
税金は国家の収入源でもありますが、国家からの国民へのメッセージでもあります。
国家が何を求め、国民にどうなって欲しいという願いがどこにあるかは、税金を見ればわかるのです。
かつて古代ローマ帝国では、ユリウス正式婚姻法(通称うまず女税)というものがありました。
独身女性や、子供を生んでいない女性に対して課税するものです。
代わりに、子供を3人以上生んだ女性は、男尊女卑の男性優位社会であったローマ帝国内で、
男性と同等の市民としての権利を有することができました。
これでローマは少子化を乗り越え、その後400年間国家が存続できたのです。
ローマ帝国では、特に上流家庭での少子化が深刻化しておりました。
ですから、子沢山の推進のローマ市民へのメッセージが、この税金には込められていますよね。
これは、少子化対策というメッセージを込められた税金ですが、
これに、出産税を加えればどうなりますか?
子供を生んでも納税の義務があり、生まなくても納税の義務を追うならば、
結局政府からは、「とにかく税金が欲しいのさ。」というメッセージとなりますよね。
ではこの、新車登録から13年以上経過した車体への増税は、国家からのいかなるメッセージなのでしょうか?
先ほどのマツダRX-7は、貴重なスポーツカーではありますが、
その他ハイブリッド第1号の、初代プリウスなども、これらの年代に含まれてきます。
まずは日本のお役人に、自動車を文化財として認める思想がないのは明らかですよね。
ドイツなどの諸外国では、自動車を文化遺産と考え、30年以上経過した車体は減税します。
この税制が日本で導入されるならば、貴重な車体は、どんどんスクラップにされるか、廃車の憂き目を見るしかありません。
また、恐らく財務官僚的な言い分では、燃費走行に優れ、環境に優しい最新車の普及を言うのでしょうが、
どんどん現れてくる最新の自動車も、これらもどんどん年数は経過するのですから、どんどん増税対象となります。
最新の環境対策車や低燃費車を優遇するならば、それらを減税対象とすれば済むことです。
この、新車登録13年以降増税というのは、要するに、
「新しい車を買わずに、質素倹約に努めて蓄財しようとしている人からも、税金を取りまっせ!」
「節税しようとしても駄目ですよ。軽自動車も増税しますからね。」
というメッセージなのです。
要するに、「これから日本人からは、取れる税金は、どんどん取って行きますよ。」ということです。
えげつないにも程があると言わざるを得ません。
好景気が来て、平均的な日本人の所得が上がれば、
ほぼ固定給が合法的に決まっている今の官僚は、相対的な貧者になります。
東日本大震災復興事業
アベノミクス(大金融緩和)
2020年東京オリンピック招致
これら、現在日本の持つ好景気への材料は本物で、かつ相当な大規模なことであるのでしょう。
これが、裏から見た増税への、本当の動機でしょう。
つまり、大規模かつ本格的な好景気に対し、財務官僚たちは今、
必死でその種火を、消しにかかっているということです。
ということは今、日本国民が知らなければならない事実は、
日本国民が、減税を理念とし、財政コストのかからない規制緩和路線、つまり小さな政府を望むならば、
日本は、巨大好景気の潜在能力を、そのまま国民所得の大幅な増額という、喜びの果実に変えられるということです。
このままでは、失われた20年と言われた経済停滞を、更に延長することになるでしょう。
財務官僚は頭がよいので、経済を下落させることはしないでしょう。
なぜならそれは、責任を取らされるし、彼らのプライドも傷つくからです。
しかし、日本経済を上昇させ、国民を豊かにする気もないでしょう。
それは自らを、相対的貧者にする道だからです。
江戸時代の260年の総GDP上昇率は、たかだか5%ほどだったらしいです。
米不足を克服し、手工業が栄え、識字率世界一の教育をなした、誇るべき日本の江戸時代は、
計算上は超停滞社会でした。
これは武士(当時の官僚)による、強引な不景気誘導政策の賜物です。
藩という、半独立国家をたくさん作れば、人・物・金・情報の動きは制限されGDPは増えないです。
江戸時代の藩は、現代で言えば税金と規制です。
日本の皆さん、いつまで江戸時代をお続けになりますか?
歴史を見れば、税金の高い国は滅ぶのです。
戦国時代の最初の戦国大名は、小田原を中心とした後北条氏ですが、この後北条氏は、最後まで残った戦国大名でもあります。http://blog.goo.ne.jp/orbakuchan/c/f2c114e5048a6b0f2ae9b2a1e0491014/1
後北条氏の強さは、年貢の軽さでした。
ですから、小田原の人々は、後北条氏を支援し続けたのです。
重税は確実に国民を貧しくします。
貧しい国民が住む国家は、貧しい国家なのです。
豊かな国家にしたいならば、豊かな国民を育てることです。
永遠のローマも、最後は重税国家となって滅びました。
今日本は、その臨界点になったと思います。
一番やりたいことは、自分達の年収以上の収入をもってるところからは、搾り取り、
かつ、自分達より収入の少ない連中からもうまいこといい、税金と称して、
生かさず殺さずぎりぎり搾り取る策ですね。
許せんね。
ただし、一部の官僚たちが税金を食い物にし、政治家がこれにむらがる・・・・と。こういうことは、許せません。国が傾くほどの横領をする隣国の役人たちに比べたら、わが国の役人は清廉と言えなくもありませんが、これは比較する方が間違い。
ですから、私は貴方のご意見に賛成です。でも、ひと言言わせて頂くなら、高級官僚と一般公務員は区別する方がいいと思います。悪いことをするのは、高級官僚の方が確率大だからです。
ただ、民間を知らないと言う意味では共通してますので、
なんとも言えません。
努力している地方もあるということも、知ってます。
給料が欲しいのではなく、地域を愛してる人材が望まれますね。
つまり、民間の考え方も取り入れて欲しいかなということですね。