土佐のくじら

土佐の高知から、日本と世界の歴史と未来を語ろう。

日本人の敵は、自虐史観です。

2013-05-25 08:23:10 | 歴史の読み方

昨日の続きで、自然界の生き物の話です。
これが侵略国家とはどういうものかを説明するのに、最も便利です。

ポイントは、草食動物は、実は強いということ、
そして肉食動物は、怪我をすることを恐れるということです。


さらに踏み込んでいくと、
草食動物にとっての主な関心事は、
『自分や群れの命を守る』 ということになります。

それに対して肉食動物の関心事は、
『自分が怪我をせずに、獲物を採る』 ということです。

肉食動物は、自らが怪我をせずに獲物を採ることを前提に戦うことがわかれば、
その方法論が、実は極めて単純であることが分かります。

つまり、まず第一に、
恐怖で草食動物の群れを分断し、群れ全体をパニックに陥れます。

草食動物は、命を奪われることに最も関心がありますので、
恐怖に対しては、反射的に反応してしまいます。
群れからはぐれ、独りぼっちになれば、食べられる確率が跳ねあがるので、
誰かが走り出すと、反射的に自分も走り出してしまいます。

次に肉食動物は、草食動物が逃げまどわせることをします。
なぜなら草食動物は、逃げている間は攻撃できないからです。

強力な後ろ足のみに気を付けていれば、いくら立派な角を持っていても
逃げている草食動物は、反撃できないのです。
草食獣の立派な脚力も、逃げるために使うのであれば、攻撃力破壊力は皆無です。

つまり肉食獣にとっては、草食獣を逃げさせてしまえば、安全に狩ができるのですね。

そして最後に、逃げ遅れた子供や、病獣や年老いた個体を見つけ出して仕留める訳です。
ライオンやハイエナ、ジャッカルなどは、群れによる組織戦で、寄ってたかって襲いかかります。

こうやって、1頭の弱い個体を集団で仕留めれば、自らは傷つくことなく、獲物を確実に仕留められる訳です。

組織戦ではなく、単独で隠れて待ち伏せするなど、狩りには色々な方法がありますが、
そういうパターンでは、狩りの対象はかなり小さな小動物としています。

肉食獣は組織戦であろうと、単独であろうと、自らが怪我をしない相手を選んでいることに、間違いありません。

ではどうすれば草食動物は、肉食動物に食べられずに済んだのでしょうか?

そうです。
まず最初の肉食動物が起こした恐怖に、動じなければ良かったのです。

自らの秘めたる力を信じ、群れの連帯を信じ、弱い個体だけを群れの中心に置き、肉食動物を睨んでいれば、
彼らは手を出すことができないのです。

巨体でしかも、角をこちらに向けられた肉食動物は、怪我を恐れて退散するしかないのです。

これが、中国などの侵略的意思を持つ国々のパターンであり対応策です。

侵略に対しては、恐れることこそを、恐れることです。
そして、今やるべきこと、今できる、民族として、
そして、国家としての努力を、粛々と執り行っていれば、決して怖い相手ではありません。

自虐史観こそ、現代日本にとってすべき課題です。
これをいち早く克服しなければ、日本は内側から分断され崩壊します。

これを、日本を侵略する意図を持った連中は、
平和に暮らす人々の群れを、混乱に陥れるため仕掛けに使っているからです。


日本侵略国家論は真実か。

2013-05-24 22:06:51 | 歴史の読み方

私は日本を愛しております。
しかし日本人は、過去の歴史認識において、暗い影を背負っています。

学校教育においても、また世間的な一般常識においても、
戦前日本=侵略国家というのは、ほぼ定着していると思います。

しかし、本当にそうなのでしょうか?
亡くなった私の祖父は、先の大戦で中国大陸で戦っておりました。
幼かった私には、誰にでも優しい祖父が、学校教育で教わった、
冷徹で残酷な侵略者の一員には、到底思えませんでした。

そういう祖父のもとに育った私には、平和の中で生きる現代日本人と、過去の日本人は、
いずれも本心から平和を愛し、基本的にはお人よしで、礼儀正しく、悪を犯すことを嫌う、
良心的で善良な人々であるように、思えて仕方がないのです。

本当に、過去日本人は、冷徹で残酷な時期があったのでしょうか?
それを具体的に語る前に、一つの喩え話として、動物社会の話をしてみます。


さて皆様、野生動物の世界で最も強い生き物は何か?
と問われたら、何とお答えしますか?
条件は、成獣のオス同士の、ガチ一騎打ちです。

ライオン?トラ?そうですね。彼らは強いです。
しかし以外ですけど、実は彼らはベスト10入りは確実・・・というくらいのレベルなのです。

1位は、カバです。
これはダントツ、ぶっちぎり、文句なしの1位です。
凶暴で、強力な歯とあごを持ち、足も速いです。
カバの暮らす現地の人には、「カバは見てはいけない」とまで言われています。
見ただけで、もう命が危ないのですね。

2位は、ゾウですね。
3位が僅差で、サイです。
ここらへんの生き物を襲う動物は、もはや自然界では存在しません。

4位以降は難しくなりますが、恐らく、キリンだろうと思います。
5位は、バッファローなどの大型のウシ科の動物ではないかと思います。

それ以降に、トラ・ライオン・ホッキョクグマ・ワニ・・・などの、
肉食動物がランクインすると、私は分析いたします。

驚くかも知れませんが、強い動物ベスト5は皆、草食動物なのですね。

なぜかというと、草食動物というのは総じて、

体が、肉食獣より圧倒的に大きい。
殺傷能力は小さいが、丈夫な歯を持ち、あごの力も強い。
巨体なのに、足が速い。つまり脚力がものすごく強いのです。

ガチ勝負すると、踏み潰されたり、大怪我をする確率が極めて高いのが、草食系動物の特徴です。

サイやウシのように、角を持つ動物もおります。
それが大抵の場合、群れをなして生活しておりますので、それらをえさにする肉食動物は、実は大変なのです。

そして、ここが重要なのですけど、
肉食動物というのは、怪我をするのを極端に嫌う生き物なのですね。

なぜなら、肉食動物は怪我をすると、狩りができなくなるからです。
肉体が健康であっても、狩りは大変です。
怪我が治るまでは、エサにありつけません。

肉食動物にとって、怪我=餓死を意味するので、
怪我をするかも知れない、強い相手とは、決して戦いません。

絶対に勝てる相手しか、彼らは獲物としか見ないですし、
絶対に勝てる状況を作ってからでないと、勝負をしないのです。

狩りの途中で、その条件が整わなければ、彼らは100%撤退します。

一方草食動物は、大抵そこら辺にエサがあるので、怪我が治るまで、エサを食べながら養生します。

侵略というのは、こういう肉食獣的な発想をし、行動をするものです。
こういう肉食獣的な歴史を持つ国こそ、侵略国家なのです。

近代の日本には、そういう歴史がありません。
戦った国は、全て強国だからです。

アメリカと戦ったイラクのように、一回だけなら私もそういうことは申しません。
しかし先にも書いたように、明治以降の戦いで、絶対に勝てる相手と戦った歴史を、近代日本は歩んでいないのです。
ということは、侵略という発想すら、この国民にはないということです。

こういう歴史を持つ国は、むしろ中華人民共和国の方です。
現中国こそ、最も侵略国家らしい侵略国家です。


慰安婦問題から見た日本の姿

2013-05-24 10:58:45 | 歴史の読み方

韓国在住の元慰安婦2名が、大阪の橋下市長と対面する予定でしたが、
どうやら急遽、取りやめになったそうですね。

先の戦争に関することを、多くの日本人は考えるのを嫌がっていると私は思います。
そして現状の中国や朝鮮半島国家に対して、弱腰な姿勢を取り過ぎているとも思います。

その原因は私は、自虐史観にあると考えています。

なぜなら、日本人にとって中韓朝と同じ近隣の軍事大国なのに、
日本人はロシアに対しては、とても強い態度を示し続けているからです。

日本人の外交が、憲法9条に縛られて、基本的に弱腰姿勢ならば、
ロシアに対しても、中韓朝と同様の態度を取るはずです。

自虐史観が、日本国民の当たり前の判断を鈍らせています。
戦争責任、アジア諸国家に対する引け目の部分です。

しかし私は言います。
先の大戦に、日本の戦争責任はありません。

あるのは、負けた責任です。
これまでの日本の戦争は、侵略戦争ではないからです。

なぜなら近代日本は、自国より国力の劣る国と、戦っていないからです。

清国=当時GDP世界1位

ロシア=当時GDP世界第2位、軍事力1位

中華民国は、当時中国の港は、欧勢力が守っていました。
沖縄にある米軍基地のような港湾施設が、当時中国の海岸には多数ありました。
当時の中国は、決して弱い相手ではありません。

アメリカ=当時GDP世界1位、軍事力1位 です。

自分たちより強い相手に、侵略は絶対に出来ません。
かつあげするなら、自分より弱い相手にするはずですよね。

ですから戦前の日本の戦いは、侵略目的ではないのです。
それぞれ、別の事情があったと考え、個別に分析するべきです。

侵略目的で負けたのであれば、兵を引き上げ、交渉すれば良いのです。
しかし防衛戦争での負けは、国家を破滅させることになります。

ですから国防においては、絶対に負けてはいけません。
ですから過去の日本には、負けた責任があるのです。

平和のために過去を振り返るならば、きっちりと振り返るべきです。
そうでないならば、本当の平和や自由な社会など、夢まぼろしだと思います。


アジアの人々に対する、日本の反省と謝罪 

2013-05-23 21:20:15 | くじらの詩(うた)

 
朝鮮半島のみなさま 本当にごめんなさい

我々は 彼の地から 引き上げるべきではなかった

さすれば 民族が分断されるような悲劇も

北朝鮮という ならずもの国家によって かつて愛した方々が 

あれほどの苦渋に満ちた人生を 送るようなこともなかった

引き上げるならば 

アメリカが 真に信頼できる国家であることを確認した上で

統一した状態で 統治させるべきであった

我々の力不足が 朝鮮の南北分断の要因だ 許して欲しい 


満州の方々には 誠に申し訳ないことをした

せっかく満州族の皇帝を擁立し あなた方の国家をつくって差し上げたのに

我々は それを守りきることができなかった

ソ連が連合国入りした際に 日ソ不可侵条約は破棄して 

沿海州やモンゴル、シベリアを制圧するべきだった

そしてこれらの地域に 満州をお手本にして 

新たな国家を 創るべきであった

さすれば あの時点で ソ連は崩壊していただろう

悪魔スターリンは 少なくとも失脚していたはずだ 

そして中共による 内モンゴルやウイグルの悲劇も 

歴史には 存在しなかっただろう

中央アジアや東ヨーロッパの国々も 長年ソ連によって抑圧されており

ゴルバチョフの降臨まで 不幸を味合わせてしまった

樺太や 千島列島の方々も同様だ

我々の力不足だ 許して欲しい


沖縄のみなさん 本当にごめんなさい

我々は あなた方を 守ることができなかった 

尊い同胞を たくさん失った 

断腸の思いだ

敵国を上陸させてしまったのは 返す返すも残念だ

もう二度と本土に 敵国を上陸させたりはしない 約束する


台湾の皆様には もはや謝罪の言葉が浮かばない

ああ我々は なぜあなた方の土地を 放棄してしまったのだろう

見捨てた と思われても 仕方のない判断だ

あなた方と我々は その時すでに 同胞だった

我々の 判断の間違いだ やはり引き上げるべきではなかった

さすれば 二つの中国問題など 存在しなっかたのだから

中国人民に 謝らなければならないとするならば 

我々が台湾を 放棄したことによって 

中国人民が 二つに割れる要因を 作り出してしまったことだ 

本当に申し訳ない 心からお詫び申し上げる