宝塚発8時30分、阪急田園バスに乗り前田橋下車。
刈り入れの終わった田園景色の中を15分程歩けば近畿自然歩道の標識がある。
見上げれば木々の間から天高く晴れ渡った秋空が見える。皆さん久しぶりの
山歩きともあって秋の野山を堪能しようとペースはゆっくり。
ソエ谷峠までの道脇には秋の山野草が色と言い形と言い小さな花をつけて
可憐に咲いている。草花に詳しいNAKAさんが聞けば即座に答えてくれる。
仙人草・ヒヨドリバナ・シラヤマギク・アキチョウジ・ゲンノショウコ
シコクママゴナ・ツリガネニンジン・ツルリンドウ等、名前を知れば
尚更にいとおしくなる。
10時、ソエ谷峠に着く。ここまでの緩やかな登りで今日の登りはほぼ終わり。
峠の標識をバックに記念撮影。
ここから銀山に向かうがしばらくはガレ場が続き足元を気にしながら10分程
下れば右手に谷川があらわれ杉林の中は絶好の森林浴コースだ。
11時10分、開墾された広場に着く。ここで珍しい光景に出会う。
二ホンミツバチの養蜂現場だ。ミツバチの巣を見せてもらえないかと頼むと
気持ちよく応じてくれ中まで見せてくれて親切に説明迄していただいた。
この場所で昼食をとり11時50分、銀山に向かう。
ほぼ平坦なコースともあって先頭から離れることなく一団となって歩く。
話声が絶えないほどのゆったりとしたペースで銀山橋着は12時30分。
トイレ休憩の後、金山彦神社から青木間歩へ。間歩の中はひんやりとして
汗ばんだ体には心地よい。
13時青木間歩を出て竹林を過ぎ小川に沿って村上新田に向かうこの辺りは
左手に栗林が広がり右手は耕作放棄地になった新田跡が続くのどかな
田園風景だ。
13時30分、3差路になった分岐があり南田原方面に向かう。
少しガレ場の登りと下りを過ぎれば近畿自然歩道の標識がありここからも
杉林のなかを行く。2日前の雨のせいか足元のクッションはよすぎるぐらいだ。
そして初秋にしては湿度が高いようだ。
14時、農業用水を貯めた背の池に着く。ここから少し下れば南田原の集落だ。
この辺りは未だ刈り入れがすんでなくて金色に実る稲穂をバックに咲く
彼岸花の赤い色が印象的だった。
能勢の里の秋景色を楽しみながら南田原バス停から日生中央に着いたのは
15時。18000歩の行程にも関わらず満足感一杯の一日だった。
皆さん、お疲れさんでした。
僕達は川西の「大戸屋」で一杯やって帰りました。
※この日、nakaさんに教えて頂いた山野草の写真は後日アップします。
ソエ谷峠~南田原へ