(1)外板のペーパー仕上げ
外板はサンドペーパーで削るのだが外板の三次元の曲面に対して、マジックサンダー、丸棒、スポンジおよびトイレットペーパーの芯などを利用してみました。そのほか楕円形、卵形の木材も試してみた。
おすすめは「トイレットペーパーの芯」にサンドペーパーを巻き付けて削るのが一番でした。
サンドペーパーは、180#,240#,320#,400#などを使用している。
サンドペーパーで削ると、室内は粉塵で凄いことになった。
そこでプロクソン製の集塵器を使ってみた。専用フィルターに木屑が吸着はしているのだが、吸引力が弱いのか?使い方に問題があるのか?、細かい粉塵状の木粉は部屋中に飛散していた。(船体の大きさよりも集塵機の吸い込み口が小さい)
ダストキャッチャー(集塵テーブル/№22700)
この作業は一週間ほど毎日延々と行った。
仕上がり具合は指で触った感触と光に充てて滑らかかどうか比較しながら調整した。
・右舷船首側
左舷船首側
右舷船尾側
左舷船尾側
船底中央部の様子
・木工パテによる修正
外板を削ると一部に凹みや溝ができている。
そこで、後工程でペイント塗装する箇所には木工パテで埋めてみた。
セメダイン製の「タモ白」が色合いもちょうど良かった。
しかし、ワトコオイルで塗装する喫水線より上の箇所は使えないので、そのままにするか、木粉に木工ボンドを少量混ぜて修正することにした。
(2)丸穴、窓の仕上げ
丸窓はデザインナイフで三角形に仮加工しており、そこからプロクソン製ミニルーターにハイスカッターを付けて円形にしていった。
ミニルーターは作業速度が速いのだが、反動でカッターがはじかれることがあり、危なく外板を削ってしまうところだった。
幸い大丈夫ではあったが、ここは慎重に作業することに。
・船体中央部
・船首右舷側
船首側には開口部のない飾り窓を付けるのだが、付ける位置を間違ってしまい修正した様子。
・船首左舷側
ウェルが凹んでしまったので、木工パテで修正を加えた様子。
ここは後工程で黒塗装するのでパテで盛っても問題はない。
…続く
■撮影機材 SONY DSC-RX100M3