ノーベル文学賞の作家と言うと、たぶん私は駄目だろうなと思いながら読み始めました。
が、文章はわかりやすくて、文体も(小野寺健訳)読みやすかったです。
淡々と描かれているところで、突然えっと思うような事があって、何だろうと思わせる書き方です。
あらすじをまとめるのは苦手なので、いいと思ったことだけをちょっと。
今、イギリスで暮らしている主人公の長女の死、1人暮らしをしている次女の訪れ、
遡って、20数年前、渡英する以前の、夫、二郎と義父との暮らしが丁寧に描かれます。
でも、長女の死は何故ということは詳しくは書いていなくて、
唐突に「二郎のことは、夫はわかっていない」とあり、
ということは、夫の二郎と別れて、イギリスに行ったのかと驚かせられます。
そこで今の夫との間に次女ができたらしい。
今は、その夫はいないらしい。というように、らしいと想像するしかない書き方なのです。
想像しながら、映画を見ているような感じで、物語が進んでいきます。
とありますが、読み始めるとどうなるのかがきになります。最後まで期待を持たせるそんなの多いですよね
ところで最後までですか
朝晩の寒暖の差多くなりました風邪など気をつけてください
足跡から来ました
私、文での物語は苦手です
映画なら好きなので最高です
>ところで最後までですか
そうです。結局、二郎と何故別れたのか、全然書いてないので、わかりませんでした。
でも、いい小説でした。
女が1人で強く生きていくというような事を感じましたね。
励まされました。
本も好きですが、
最近、『ミックス。』という映画を見ました。
卓球のミックスダブルスで、全日本優勝を目指すストーリーで、とても面白かったです。
主人公の実家は、卓球場を経営しているんですよ。